2006年作品、清水崇監督、アンバー・タンブリン主演。
それではアメリカ版の2作目です。 だんだんとアメリカホラーになっていく感じがしましたね。 例の家は「juon」でカレンが最後火をつけるので、燃え残った廃屋ということで登場する。ここにアメリカンスクールの女の子3人が訪ねてくるのがストーリーの導入部。
その前の外人夫婦のシーンはちょっと唐突ですが、オリジナルビデオ版の2がオーバーラップされ、少し展開が読める感じになっています。
原題はただ単に「the Grudge 2」なんですが日本では「パンデミック」という副題がついています。 どちらかというとこの意味はオリジナルビデオ版の2の方がしっくりする感じです。
この作品の一番の肝はやはり伽耶子の少女時代が描かれていて、母親が登場するシーンですね。 まあ自分も思いましたがこの作品の主役のカレンの妹のオーブリー(アンバータンブリン)は日本語が話せなく、途中まで通訳兼パートナーで、イーソン(エディソン・チャン)がいるのだが、伽耶子に襲われた後は一人で母親のところに行きます。 そこで何と伽耶子の母は流暢な英語を話すのです!これはちょっと・・・・
今まで日本語と英語を何とかうまく使っていたのがちょっと理解できませんでした。でも・・・この作品の監督は清水氏なので、何か意図があるとしか思えませんが? またもう一つ違うシーンは伽耶子が乗り移った人間を通して、その人間がしゃべるというシーンが2つほどあったところですかね。 今まで俊雄は喋っても、伽耶子は喋らない(喋れない)ということになっていて、それは首を折られて喉をつぶされているからという設定だと思っていたからです。
そしてあの清水監督自ら吹きこんだという不気味なうめき声につながっていくのでは? それが確かに乗り移ることによって喋ってしまうなら、ちょっと軽いのではと思えてしまうのは考えすぎ? そのあたりを考えると、アメリカ版ということで、今行った2点の違和感はただわかりやすくしたからなのか? とちょっと妥協感が伺えます。ただ全体的には展開は悪くはなく、呪怨シリーズは踏襲しているのは間違いはありませんが。 スクール生のアリソンはちょっと重たい子ですね。 次は三部作の最後の「グラッジ3」です。
彼女は生き残った
しかし新たな恐怖が
みんなを
襲う
そして・・・