anttiorbの映画、映像の世界

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いけちゃんとぼく

2009年作品、大岡俊彦監督、深澤嵐主演。
 
海後見えるところに一つのお墓がある。  そこに一人の年配の女性が。 お墓に花を手向ける。
ヨシオ(深澤嵐)はある日溺れてしまった、そこに現れた緑色の変な奴・いけちゃん(声:蒼井優)、そいつに助けられたのだった。 おぼれた場所は全然深くないところだった。 親子3人で海水浴に来たのだった。
母・美津子(ともさかりえ)は機嫌を損ねて帰ると言い出した。 父・茂幸(萩原聖人)はそんな母を追いかけて行った。 
実はいけちゃんはヨシオにしか見えないのだった。 だから一人でいても寂しくない。 でもそれはヨシオにとっていいことなのだろうか?
普通は緑色のいけちゃん。 ヨシオは天敵がいた。 ヤス(村中龍人)とたけし(上村響)だった。 いつも登校の時に待ち伏せされ、ボコボコにされるのだが、ヨシオは決して泣かないのだった。 そんなヨシオが気に入らない二人なのだ。 学校に行ってもボコられる。
ある日、父が顔の傷はどうしたと聞いてきた。 殴られたと聞くと、父はヤスたちのいる港に走っていくが、結局回れ右をして帰ってくる。 ヤスたちは親に言ったことにさらに腹を立て、一層ヨシオをボコルのだった。 
そんなある日、父の帰りが遅かった、朝になっても帰ってこない父。 母はどうせ妾のところだと言ってふて寝をしてしまった。 そして次の日いつものように学校で殴られていると、先生が飛んできた。 
ヤスたちを止めに来たのか?と思った矢先、そうではなかった。 すぐに家に帰れと言うのだった。 父が死んだのだった。 ヨシオは母と二人で暮らすことになった…
 
西原理恵子の絵本が原作の映画化作品です。 得体のしれない妖怪? そんな風貌のいけちゃん、大きくなったり割れたり、色が変わったり、でも絶えずヨシオの周りにいます。 
いったい正体はなんなのかそれは最後まで見て初めて分かります。 そしてどうしてヨシオのそばにいたのかも。 それがだんだんわかってくるところが泣けるところなんですね。
ヨシオの初恋の人、隣の高校生役で蓮沸美沙子、牛乳屋のカンフー親父役でモト冬樹と、良い脇役が出てきてそれぞれ役割を演じています。
途中までいじめっ子のヤスとたけしはとんでもなく理不尽な奴ですが、昔は必ずいたガキ大将ですね。 でも不思議に今のいじめと違うんですね。 正々堂々いじめている、そんな感じでした。
これはヨシオの成長譚で、9歳の時に一番彼が伸びた瞬間を描いています。 ヨシオの人生の一番のハイライトの時、だからいけちゃんがいるんですね。 それはちょっと切なく、そして愛情いっぱいのためでした。
ラストにこの冒頭のシーンがわかるという手法で、よくあるパターンですが、この作品では説得力がありました。 主役を張った深澤君、頑張った作品でした。


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溺れた時に現れたいけちゃん

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そして二人は友達になるが、ヨシオにしか見えない

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彼はいつも苛められている

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父を亡くし母と二人きりになる

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時々色が変わるいけちゃん

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