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かぐや姫の物語

2013年作品、高畑勲監督、声の出演:朝倉あき
 
昔々の物語、竹を取り様々な用途に使い暮らしていた翁(地井武夫)とその妻の嫗(宮本信子)がいた。  ある日翁がいつものように竹を取りに行くと、その中の一本が光っているのに気がついた。  恐る恐る近寄ってみると、手前にタケノコが顔を出していた。 
次の瞬間、そのタケノコが急に伸び始め、そして先端が開き、中には小さなお姫様が入っていた。 姫はすやすやと寝ていたが、翁は 「これは天がつかわした姫」 と思い、早速家に抱いて帰った。 
嫗が抱くと小さい姫は瞬く間の赤ん坊になった。  嫗は早速その赤ん坊を抱いて、貰い乳をしに、一番いい竹の品物を持っていこうとすると、なんと嫗のおっぱいから乳が出始めた。 何とも不思議な姫の誕生だった。
赤ん坊は普通の子供と違い成長が早かった。 寝返りを打ったと思ったら、転がりはじめ、そうこうしているうちにハイハイをし始め、なんと立ってしまった。 そんな姫に周りの子供たちは 「たけのこ」 という名前を付け呼び始めた。
“たけのこ” は活発な女の子で、子供たちの行くところどこでもついてきた。  しかし危ないこともしてしまう。   そんな時真っ先に助けてくれるのが、子供たちの中で一番年長の捨丸(高良健吾)だった。 
彼女はどんどん大きくなった。 しかし翁は竹藪の中で、別の物も見つけたのだった。  同じように光る竹を切ってみると、そこには金が入っていた。 また別の竹からは美しい絹が出てきた。 そして翁は思い始めるのだった。 このお金は、姫を都で何不自由ない暮らしをさせよということなのだと。 
そしてたびたび翁は都に行き、その準備を始めるのだった。 そんなことは露とも知らない “たけのこ” だった・・・
 
高畑監督、なかなか正統派の昔話をベースとした作品を作りましたね。 そう言えば竹取物語 (かぐや姫の物語とも言うそうですが) をしっかり映像作品として観たのは初めてでしたね。 
SF調な物は見たような記憶はありますが、やはりこれは語りであり、幼いころの絵本のイメージですよね。 そのあたりを意識したような絵作り、それはしっかりと調和していました。
また、各声優が名優揃いでした。 声優さんの本職の方たちをあまり起用せず、役者、タレントを各役どころに当てていました。 特に姫に言い寄る5人の男たちに、個性豊かな方たちが配置されていましたね。
観ているうちに、なぜスタジオジブリとしてこの作品を作るのか? というところが大変気になって観ていましたね。 日本人としての責任感なのか、それならどこにジブリらしさを出すのか? 私は月に帰る直前の捨丸とのシーンが一番ジブリらしく思えましたが、皆さんはいかがでしょうか?
話としては大なり小なり日本人なら知っていると思いますが、誠実に、そして暖かく作られた作品でしたね。 かぐや姫役の声を担当した朝倉あきさんはいい声でした。 絵の表情と合っていましたし、苦悩するシーンの声なんかがよかったです。 
137分ですので、お子様はちょっとしんどいですが、これを見た大人が、子供に竹取物語を語ってあげれるつくりのような気がします。


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「竹が光っておる!」翁は不思議な竹を見つける

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たけのこの中には小さな姫が

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の胸からおっぱいが出る

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そしてどんどん育つ“たけのこ”

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初恋の相手?捨丸

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