anttiorbの映画、映像の世界

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ホワイトアウト

 
オーロラの美しい空を飛ぶ飛行機が一機、1957年、南極上空。 ウォッカを飲み気楽な会話をしていたロシア人たちだが、副操縦士がいきなり発砲、流れ弾が操縦士にあたり、機は墜落した。 そして時は流れた・・・
各国の基地ができた南極大陸。 アメリカ合衆国アムンゼン・スコット基地、南極観測所。 南緯90度、零下55度、米国連邦保安官のキャリー・ステッコ(ケイト・ベッキンセール)は、なにもかもが凍りついたこの世界にウンザリしていた。 あと3日で、帰国便の輸送機が来る。 
医師のジョン・フューリー(トム・スケリット)が部屋を訪ねてきた。 そこに所長から呼び出しが入った。 米国観測基地とロシア基地の間にある氷床で死体が発見されたのだ。 パイロットが見つけたという。 
所長は彼女が南極を出て、この仕事を辞めるつもりであることがわかっていた。 キャリーは医師のジョンを連れて行くことにした。
ジョンは新人にこの南極で生き残るすべを教えていた。 遺体は謎だらけだった。 血と氷によって地面に凍りついたその死体の腕と足は奇妙にねじ曲がっていた。  なぜここにあるのかがまずわからない。 用具も持っていない。 遺体を見たとき、彼女は自分の過去の失態を思い出していた。 
遺体にIDがついていた。 犠牲者は、隕石の破片を調査するチームのメンバーで米国の地質学者のワイスという男。 何度かカードをしたことのある男だった。 
基地では輸送船が来る前で盛り上がっていた。 しかしキャリーとジョンは早速遺体の検視を始めるのだった。 そしてわかった事は沢山の砕けた骨と、脚の生々しい傷が雑に縫い合わされていること、死因がアイスピッケルによる深い胸の傷だということだった。 
そして何よりどうしてそこに死体があったのかが問題だった。 所長に殺された死体ということを報告するとFBIを呼ぶと言い出した。 地質学者のワイスは3人のチームを組み、薄い地質を調べ隕石調査をしていたが、ワイスは行方不明でキャンプから捜索願が出ていた。 
閉ざされた極寒の地で、キャリーの捜査が始まった…
 
南極基地といっても、さすがアメリカで、温かいシャワーもあり、基地内は結構快適空間ですね。 もちろんコストはたくさんかかっている感じですが、しかし、いったん外に出ると物凄い自然の猛威が襲ってきます。 
殺人鬼がいる恐怖と、もう一つは強烈な寒さ、暴風が大いなる敵でした。 主人公のキャリーはなぜこんな地に来たのか? それは彼女の過去と関わり合いがあったんですが、それは初めは断片が挟みこまれた映像で、そしてその過去を克服できるかどうかがこの事件の解決のカギとなっていきます。 
限られた空間内のサスペンスですが、登場人物も限られるので、そのあたりを一緒に謎解きするところが結構面白かったです。 
ケイト・ベッキンセイルはアクション女優というイメージが強いですが、この作品では真っ当に事件を解明していく、もともとやり手だった女刑事です。 小柄ですが綺麗な彼女には合っている役どころでした。 夏の暑い盛りに見ると結構涼しくなるかもの作品でした。



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南極基地と思えないほどの、内部は快適空間

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ロシアの国連調査員のロバート

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まずは彼らの基地の調査

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真相に近づいていくキャリー


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そして戦闘に


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