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ゾンビ/ディレクターズカット完全版


混乱するテレビ局、画面には専門家らしき二人が言い合っている。 「死んだ人間が生き返る? そんなことはあり得ない!」 「科学に対する冒涜だ」 「公共の電波でデマを流すのか!」 「襲われた人を放置すると蘇るんだ、そして人を殺し始める」 最新情報が刻々と入ってくる。 
どうやらこの話は本当らしい。 フォスター博士(デヴィッド・クロフォード)は必死に緊急事態を訴えている。
フラン(ゲイレン・ロス)は最新情報を入れ、視聴者に正しい情報を流すよう訴えるが、混乱は収まらない。 
放送局の中の者たちも、われ先に逃げ出すものが出てくる。 博士は必死に、「民衆は市の中心部に集合せよ。 死体は州兵の特殊部隊に組織的に処理をしてもらう」そう訴えている。 
ステファン(デイヴィッド・エンゲ)は恋人のフランに耳打ちする。 今日の9時に屋上に来るよう、ヘリで逃げると言うことだった。
SWAT部隊がフィラデルフィアのスラム街のビルに突入した。 武装した集団が襲ってきたが、銃撃戦の末、蹴散らし中へ入ると、そこには虐殺されたプエルトリコ人が多数発見され、住人もまだ住んでいた。 
しかし殺された死体が立ち上がって来たのだ。 数体の死人は処理したが、地下に多くの遺体が集められていて、すでにゾンビと化していた。 
ロジャー(スコット・H・ラインガー)は、同じく隊員で黒人のピーター(ケン・フォーリー)と共に、甦る死者の頭に弾丸を撃ち込んだ。 そして彼ら二人は、テレビ局で働いている友人ステファンとその恋人フランと共にヘリコプターで、その町から逃れるのだったが…
 
原題 「ドーン・オブ・ザ・デッド」 として、あまりにも有名な作品です。 この作品でロメロ監督がゾンビ作品の第一人者になっただけでなく、世界に数多くのゾンビ映画が誕生することになりました。
いくつかのゾンビに関する秩序がこの作品には描かれていますね。 決して走らない、のろのろ歩くゾンビ、何故か巨大スーパーマーケットに集まる、頭を打たれると死ぬ、噛まれるとゾンビとなる、等々。 
確か当時はこの手の作品はゴールデンタイムにも放送していましたよね。 でも私は見れなかったですね。 グロいシーンがちょっときつかったので。 
ロメロ監督はラスト近くに必ず、内臓シーンを入れますよね。 もうお約束のようになっています。 またロメロ監督は、結構自分の作品の意味を言ってしまう監督としても有名ですね。 ちょっと隠した方がいろいろ見る側に想像力が沸き立つもんなんですがね。 
でもこのDカット版はたっぷり見れてなかなかですね。 通常版より20分以上長いので、4人の丁寧な描写がよくわかる感じになっています。 今観ても見ごたえのある巨匠の作品でした。


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今起こっている現象を放送しようとするフランだが

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SWATのピーター

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地下でよみがえる死人たち


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ヘリで逃げた先はスーパー

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次々と襲い来るゾンビたち

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