anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

トランス

 
高価な絵画、正当に競売で買う方法以外で手に入れるには、強引に奪っていくしかない。 昔はオークション会場に乱入し、力ずくで奪うことがしばしばあった。 しかし今はセキュリティーも厳しくなり、それでも賊が侵入した際には、直ちに絵画を持ち出し、裏手の金庫に素早く収納する。
そしてゴヤの傑作 「魔女たちの飛翔」 が出品されるその日のオークション会場は興奮に満ちていた。 しかし今回それを狙っている輩がいた。 一方警備には、屈強の元ウクライナ兵士も裏口に、待機していたが、ギャングはまず彼らを封じ込める作戦を立てた。 
そして舞台裏をしっかりチェックし、会場にガス弾を投げ込んできた。 騒然となる会場。 競売人のサイモン(ジェームズ・マカヴォイ)は、緊急時のマニュアル通り、絵画をバッグに入れて金庫へ向かうが、そこにはギャングのリーダー、フランク(ヴァンサン・カッセル)が待ち構えていた。 
フランクが物を改めようと屈んだとき、サイモンが隙をついて、一撃を浴びせた。 しかしフランクは怯まず、サイモンを銃で殴りつけ絵画を奪って逃走した。 計画通り絵画を奪い隠れ家に逃げ込んだギャングたち、しかし絵画を包んだ袋からは空の額縁しか出てこなかった。 
一方サイモンは頭部に傷を負い、病院に担ぎ込まれ手術を受けた。 退院したサイモンは、フランクたちに拉致され拷問を受けた。 サイモンはフランクたちとグルだったのだった。 しかし絵画は一体どこへ消えたのだろうか?…

 
ダニー・ボイル監督の3年ぶりの作品です。 「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11667902.html のジェームズ・マカヴォイが記憶を無くした男を演じています。 
タイトルの“トランス”は催眠下の意識という意味になっていますね。 じゃあ誰が催眠をかけるのか、この後出てくる重要人物が、カギを握る存在です。 ヒロインとも、謎の女ともいえる存在には、今回エリザベス役でロザリオ・ドーソンが起用されています。 彼女は「7つの贈り物」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/4119076.html での演技は良かったですね。 
さて今回は一体?というところですが。 この作品はR15なんですね。 どうしてかなと思っていたら、R15になるシーンがキーポイントになっているんですね。 
絵画に詳しい方なら、ゴヤの絵を思い浮かべていただくとよくわかるのではないでしょうか。 
中盤ではちょっと展開がいろいろ飛んで、またフランクと、サイモン、そしてエリザベスの位置関係が混乱するので、ちょっと訳が分からなくなりますが、しっかり最後はどんでん返しが用意されていました。 尺から言ってもよくまとめられていると思います。


イメージ 1
若き競売人のサイモン

イメージ 2
今回の警備は完全だ

イメージ 4
しかし何とか盗み出したフランクらギャングたち、しかし絵画は…

イメージ 3
実は仲間だったサイモンを拷問するフランクたち

イメージ 5
記憶を無くしたサイモンに催眠療法士のエリザブスのところへ向かわせる、しかし彼女は…

イメージ 6