anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

ダイヤルMを廻せ!


口づけをかわす夫婦、トニー(レイ・ミランド)とマーゴ(グレイス・ケリー)。 マーゴは新聞記事を見つけた、“クイーン・メリー号本日帰港、乗客にアメリカのテレビ作家マーク・ホリデイ(ロバート・カミングス)”。 実は彼女はマークと不倫関係にあったのだった。
トニーの留守の間、マークはやってくる。 トニーはテニスプレイヤーだった。 その頃のトニーは冷たく、彼女の心はマークに移っていったのだったが、トニーがテニスを辞め、それからマーゴに対して優しくなった。 そのためしばらくマーゴはマークとは距離を置いていたのだった。
マークから手紙が来ていた、しかしある日彼女はバッグを駅で失くした。 そして2週間後にバッグは出てきたが、手紙は消えていた。 そしてしばらくして手紙を返してやるから50ポンド払えという手紙が来た。 さもなくば手紙を夫にばらすというものだった。
彼女は50ポンド振り込んだが、手紙は戻ってこなかったしお金は戻ってきた。 彼女は迷っていた。 優しくなった夫と、マークの間で揺れ動いていた。 そこに夫のトニーが帰ってきた。 夫は芝居のチケットを持ってきた。 マークと一緒に行って来いというのだ。 彼はテニスの集まりでいけないという。 予想外のことに喜ぶマーゴだが、二人が出て行ったあとトニーはおかしな行動を取り始めるのだった…

不倫妻をグレース・ケリーが演じます。 ここでは二人の男の狭間を迷いながら揺れ惑う女ごころを演じていますが、ちょっとあっけらかんとしているんですね。
トニー役はレイ・ミランドです。 ちょっと悪役っぽくないところが、いざ事を起こそうとするところの迷いを出すのにうまくはまっていました。マーク役のロバート・カミングス「逃走迷路」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9046239.html で主人公を演じていて、今回もいい役ですね。
この作品ではトニーの完全犯罪がなるかどうかが鍵です。 細かいシチュエーションを組み立てて、上手く計画実行させようとしますが、一番肝心なところで、情が出ます。 そしてことは意外な方向に展開していくところが、非常に面白いですね。
さて今回のヒッチコックはどこでしょうか? 今回は上手く見つけることができました。結構わかりやすかったですから。 
ちょっと計画するところがくどい感じがしますが、そこをしっかり見ないとつまらなくなるのでちょっと辛抱のいる作品でした。

イメージ 1
3人の複雑な関係

イメージ 2
トニーは妻にある考えが

イメージ 3
そしてマギーは襲われ

イメージ 4
危機一髪のところ

イメージ 5
逆に殺された男を

イメージ 6