anttiorbの映画、映像の世界

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バレッツ

2010年作品、リシャール・ベリ監督、ジャン・レノ主演。

母親と抱き合い、息子と出かける父・シャルリ(ジャン・レノ)。 二人で車に乗り、のどかなドライブだ。 町に着き息子は大道芸を見たがった。 その間シャルリは地下駐車場に車を駐車に行った。 そこに1台の車が通り、その中から男たちが出てきた。
一斉に撃たれるシャルリ。 なんと22発の弾を食らった。 病院に担ぎ込まれるシャルリ。 家族も駆けつけた。
彼はかつてマルセイユの街を支配するマフィアのボスだったのだ。 もう足を洗ったと宣言していたのだが、やはりそうはいかない、死ぬまで続く苦しみなのだと薄らぐ意識の中で思うシャルリだった。
撃たれた報告はすぐにザッキア(カド・メラッド)のもとに入った。 彼はシャルリの友だった。 シャルリが撃たれたことはニュースにもなった。 シャルリはすでにザッキアやオレリオに地位や資財を受け継いでもいた。 警察はすぐにある刑事に連絡を取った。
彼女はマリー・ゴールドマン(マリナ・フォイス)といい、シャルリを追っていた刑事だった。 シャルリは生還した。 驚異の生命力だった。 しかしまだ油断はできない、徹底した警護とリハビリが彼を待っていた。 そして彼は復活した。
しかし右手はあまり動かなかった。 シャルリは迷っていた。 家族のために引退したのに、狙われたことに対しどうすべきか。 しかし彼はまずは誰に狙われたのか?そしてその背景を知らなくてはならなかった。 そしてシャルリはまた泥沼に再び足を踏み入れて行くのだった…

フランスマフィアの元ドンをジャン・レノが演じるバイオレンスアクション作品です。ジャン・レノの身内役で、ジャン=ピエール・ダルッサンが出演していますが、「キリマンジャロの雪」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8206606.html や「ル・アーヴルの靴みがき」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7939536.html で好演した彼が、今回一味違った役で出ていますね。
途中命を落としそうになった彼が最後まで生き残る意味とは? 意外な展開がラストにありますが、マフィア同士の抗争、しかし若いころの友情、そしてのし上がっていくための儀式のような大物の暗殺、結構115分に詰まっている、見ごたえのある作品でした。
一部実際に在った事件が取り入れられているということですが、そのあたりがちょっと引き締まった展開になってるんでしょうね。
日本人にはなじみ深く、日本のCMにも数多く出ているジャン・レノですが、ちょっとハードボイルドの渋くいい作品でした。

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息子や家族との生活が始まるはずだった

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しかし狙われていたシャルリ


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瀕死の中息子に



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自分は誰に襲われたのか?相棒のマルティン


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そして再び暗黒の世界へ・・


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