anttiorbの映画、映像の世界

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ゴッドファーザー


ドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の屋敷では、彼の娘コニー(タリア・シャイア)の結婚式が行なわれていた。 しかし彼のところには、ひっきりなしに挨拶をする者、頼みごとをする者が訪れ、そのたびに部屋に戻っていた。
ある男は娘が二人の男に乱暴されたことに対して、復讐を頼んでいた。 記念写真を撮ろうとするとコルレオーネは言った。 「マイケル(アル・パチーノ)がまだか?」
彼が来ないうちは記念写真を撮らせなかった。
マイケルは恋人のケイ(ダイアン・キートン)と一緒に現れた。 彼は大学を中退して従軍、太平洋戦争の英雄として復員した。 彼はコルレオーネ家で唯一堅気だった。ドンのお気に入りの名付け子で、歌手として成功したが今は落ち目になっているジョニー・フォンテーン(アル・マルティーノ)がやって来た。 彼の人気はそこそこでやはり花があるが、しかしジョニーは悩んでいた。
俳優として華々しくカムバックできるに違いないのだが、ハリウッドで絶大な権力を持つプロデューサー、ウォルツ(ジョン・マーレイ)からその主役をもらえずにいた。 ドンはやさしく、また厳しくジョニーに言葉をかけた。
彼は、相手が貧しく微力でも、助けを求めてくれば親身になってどんな困難な問題でも解決してやった。 彼への報酬といえば、友情の証と“ドン”あるいは“ゴッドファーザー”という愛情のこもった尊称だけだった。 そして彼の呼び出しにいつなりとも応じればよいのだ。
これが彼らの世界であり、その掟だった。 ドンはハリウッドのウォルツのところへ、弁護士で養子で切れ者のトム・ハーゲン(ロバート・デュヴァル)を派遣した。 ウォルツは決して妥協しなかった。 しかし次の日ウォルツが目を覚ますと、ベッドの上に愛馬の首が転がっていた。
そんなドン王国に、麻薬を商売にしている危険な男ソロッツォ(アル・レッティエーリ)が仕事を持ちかけてきた。 しかしドンは麻薬には決して手を出さなかった。 しかし長男のソニージェームズ・カーン)たちは巨大な利権に目がくらんでいた。
そして邪魔な存在がドンと悟ったソロッツオはドンを狙撃するのだった。 倒れるドン、いったい彼の運命は…

長大な3部作の1作目が、新・午前10時の映画祭で上映されました。 ちょっと楽しみにしていましたが、映像が綺麗ですね。 あっという間の177分でした。
今は亡きマーロン・ブランドはもう老年のドン役なので、凄味というより、もう円熟しきった首領の存在ですね。 
1作目は唯一一般人として生きてきたマイケルが、どうしてこの王国を継いでいったのか、また継がしてしまったのかが描かれています。 ニューヨークで、一大地下帝国を大戦後作ったドン・ヴィトー・コルレオーネの巨大な権力が、やはり長い年月の中で変化し、歪みを見せ始めたとき、紆余曲折あってマイケルが継承していきます。しかしマイケルも一度決心した後は、見事親の敵を討ち、そして一度目の妻を失い腹が決まって、帝国のドンとなっていく様は圧巻でしたね。
コッポラ監督の代表作ですが、意外と私は監督作品を見ていないんですね。 せいぜい 「地獄の黙示録」 くらいなんです。
だから今回の上映は大変期待して、じっくり見たいと思っています。(10)

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娘の結婚式にて

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ひっきりなしに来る客たち、彼らの目当てはドンの力

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ドンに縋りつくジョニー

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ドンのお気に入りだったが、このマイケルには継がせたくなかったドン

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マイケルの逃亡生活の時一度目の結婚式を行う

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