2011年作品、サイモン・ウェスト監督、ジェイソン・ステイサム主演。
たくさんの取り巻きのいる裕福そうで、怪しい感じの男、彼は南米コロンビアの麻薬王。 自宅に帰り室内プールで泳ぎ始めた。
ふとプールの底に何か落ちている。 拾いに潜ってみるとそこに怪しい男が潜んでいた。 下からいかにも泳いでいるようにプールサイドまで運び、男は素早く着替え、調理場からユウユウと抜け出していった。 麻薬王は事故死と判断された。
闇の犯罪組織に雇われ、殺人の痕跡をいっさい残さない暗殺者、アーサー・ビショップ(ジェイソン・ステイサム)の鮮やかな犯行であった。 彼の殺しは事故に見せかけるか、誰かに罪をかぶせる。 殺すことよりも存在を隠すこと、彼の流儀だった。
仕事が終わりレストランで待っているとあらわれた車椅子の男、アーサーの親友であり、この仕事を始めるきっかけを作ってくれた恩人ハリー・マッケンナ(ドナルド・サザーランド)だった。 成功したと報告し、久しぶりにクラブで知り合った美女サラ(ミニ・アンデン)とひと時を過ごした。
そんなアーサーの元に闇組織の雇い主サンダーソン(トニー・ゴールドウィン)から新たなミッションが下される。 今回の標的はハリー・マッケンナだった。 さすがに直接サンダーソンに会って確かめるが、依頼は間違いなかった。
サンダーソンによれば、ハリーは組織を裏切って他の暗殺部隊を壊滅させたというのが理由だった。 葛藤するアーサーだが、彼はこの仕事を受けるのだった。 そして彼は他の者が狙っていると言い、自ら殺すのだった。
ハリーの葬儀に出席したアーサーは、ハリーの息子・スティーブ(ベン・フォスター )と再会する。 父を殺したヤツに復讐したいとスティーブが言うと、アーサーは罪悪感も手伝い、彼を助手に迎え、暗殺のテクニックすべてを叩きこもうとするのだった。 そして始めは仕事がたどたどしいスティーブも徐々に慣れていくのだったが…
ハリー役のドナルド・サザーランドも存在感があり、殺されますが潔い殺されかたでしたね。 こういう殺し屋で、決して屈しない、強い男をやらしたら、ジェイソン・ステイサムは今世界一ではないでしょうか?
先日観た「パーカー」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8547926.html も良かったですが、出来としてはこちらもかっこよかったですね。
ラストのオチも素晴らしいし、ジェイソンの良さをサイモンが充分すぎるほど引き出している秀作でした。
決して笑顔はない男
痕跡を残さない仕事
ハリーの息子のスティーヴに教え込むアーサー
しかし彼に秘密を掴まれる
しかしアーサーが上手だった
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