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黄金の犬(追悼 夏八木勲さん)

1979年作品、山根成之監督、鶴田浩二島田陽子夏八木勲出演。

森林警備官北守(倉石功)は愛犬ゴロを連れて北海道に熊狩に行くが、そこで熊に襲われ病院に行くために車に乗せられている。 ゴロは置いて行かれてしまった。 しかし北森は助からなかった。
ゴロは必死に東京を目指して走り始めていた。 その横をすれ違って歩いている男が二人、永山勇吉(夏八木勲)と大橋忠夫(三谷昇)。 永山は通産省の武器課長の職にありながら、汚職事件に巻きこまれており、事件の秘密を知ってしまった業界紙記者・大橋ともども殺し屋に狙われる身だった。
しかし大橋は追われるのがもう嫌になり、走ってきた車に乗せてもらった。 その車はひそかに二人を追っている車で、大橋は殺されてしまった。 間一髪永山は脱出したのだった。
逃げる永山に会ったのがゴロだった。 釧路警察署には安高警視(鶴田浩二)と倉田刑事(森田健作)がいた。 大橋殺害事件を追求する二人は、現場に残されたマッチから、事件に永山が絡んでいることをつきとめた。
永山は弱っているゴロを獣医に見せ、ゴロの命を救った。 ゴロの飼い主が東京にいることが首輪からわかり、ゴロを何とか東京に戻そうと思った永山だったが、自分が狙われていることから彼は東京に帰れないというジレンマを感じていた。
その頃東京の妻と子供が、殺し屋の田沼良一(地井武夫)に狙われていた。 ゴロと放浪を続けている永山は、テレビのニュースで、妻子が心中したことを知り愕然とする。
しかしゴロが生きるために大きなアザラシに向かっていき、仕留める姿を見て、ゴロの生き抜く姿に心を動かされ、永山はゴロを連れ必死に逃げることにした。 そしていつの日か汚職事件を暴こうとするのだった。
またその頃、北森の妻・礼子(島田陽子)がゴロを探しに釧路に来た。 それを安高たちが、協力することになった。 ゴロを見つけることが、永山にたどり着くと思ったからだった。 しかし田沼も永山を追っていたのだった…

まだ鶴田浩二が元気なころの作品ですね。 島田陽子と愛が芽生えるというちょっと変わったシチュエーションの刑事ドラマです。 西村寿行原作です。
この作品では殺し屋役の地井武夫が熱演ですね。 この前亡くなった地井さんですが、バンバン殺していく非情な役を見事に演じ切っていますね。 
そして壮絶にラストで散っていきます。 殺すだけでなく、女たちをいたぶるところなんか徹底的な悪をやっていますね。 晩年は良い人役の多い地井さんでしたが、こんなバリバリの悪役もやっていたんですね。
当時としてはキャストも超豪華で結構ヒット作だったと思いますが、テレビで何度か見た覚えがありますね。 また音楽が大野雄二なので、どうもルパン3世のBGMそっくりで、そのあたりは懐かしくもあり、ちょっと違和感ありで複雑な感じでした。 たまにはこんなちょっと前の邦画もいいもんです。


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ゴロと出会う永山

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永山を追う殺し屋

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安高警視も永山を探す

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ゴロは人命をも助ける

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上記は作品のレヴューとして書きましたが、前半の主役はやはり夏八木さんですね。 この頃は夏木勲と言っていたと思います。
一番ヒット作、話題作に出ていた時で、当時小説の映画化が盛んで引っ張りだこでしたね。 その後主役級の役から、だんだんきらりと光る脇をやるようになり、役者として円熟期に入って行った感があります。
私の夏八木さんの代表作は、「白昼の四角」でしたね。 初主演だったのではと思いますが、高木彬光原作版も読んでいたので、迫力のある手形パクリの手口に圧倒された思い出があります。
何度も見た作品ですが、いずれ記事にしたい作品です。
最後まで同じ間隔のスケジュールで映画に出続けた夏八木さん、膵臓がんは大変痛く苦しかったと思います。 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


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八つ墓村の夏八木さんのシーン、怨霊と化しています

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希望の国でのシーン

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ひまわりと子犬の7日間のシーン

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のぼうの城の和尚役

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若いころの夏八木さん、何の作品でしょうか?