anttiorbの映画、映像の世界

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オー!ファーザー

2014年作品、藤井道人監督、岡田将生主演。
 
由紀夫(岡田将生)は、どこにでもいる普通の高校生。 父親が4人いること以外は。
彼が生まれる前、母親は二股どころか四股交際していた。 妊娠した際、相手の男たち4人が “別れるくらいなら!” と一斉に父親として名乗りを上げたため、複雑な家庭環境が出来上がったのだ。
クラスメイトの多恵子(怱那汐里)は、積極的に由紀夫についてくる。 彼の家に行ったことが無い多恵子は、強引に由紀夫の家に向かう。 鷹(河原雅彦)がそこに現れた。 「由紀夫の父です」 そう言う鷹の次に現れたのは、葵(村上淳)だった。 「由紀夫の父です」
さらに悟(佐野史郎)、勲(宮川大輔)、が現れ、次々に父と名乗ってくる。 ???訳が分からない多恵子だった。
今日も母は帰って こない。 残業か? でも由紀夫だけは、浮気して帰ってこないのでは? そう言って4人の父親たちをからかうのだった。
4人の父親たちの性格はバラバラだったが、どの父親も由紀夫に対する愛情は深く、毎日をそれなりに楽しく過ごしていた。 博学多識の悟、スポーツ万能の勲、女好きの葵、ギャンブラーの鷹、意外に4人は上手くやっているのだった。
ある日、賭博場でサラリーマン風の男のカバンがすり替えられるのを由紀夫が目撃した。 鷹と何故か多恵子がついてきて、何気なく競馬ゲームをしているときだった。 何気ない窃盗事件のようで、由紀夫は気になりその男の後を追い、バスに乗って尾行を始める。
しかし、鱒二(賀来賢人)というトラブルメーカーの友達? のおかげで、男を見失ってしまった。
しかし鱒二は更にとんでもない事件を引き起こしてしまう。 富田林(柄本明)の仕事をすっぽかし、怖いにいさんたちに焼きを入れられることになっていくのである。 そして由紀夫の家にも泥棒が入った。 いったいなんの事件に巻き込まれていくのか?・・・
 
伊坂幸太郎の同名小説を、岡田将生主演で映画化したコミカルなサスペンスですが、これはこれで結構親子の絆が描かれていました。 母親は出てこないんですね。 まあその方が修羅場にならなくていいんですが、謎の女のような設定が面白いんですね。
おそらくこの作品は、4人の父親役をどうするかが一番のポイ ントでしょう。 博学役の佐野史郎と、スポーツ万能体育教師の宮川大輔はいいんですが、私は、鷹と葵の区別がつき辛く、女好きで、ギャンブラーって一緒でも・・なんて思ってしまいましたが。
そろそろ岡田君の高校生役は辛くなってますよね。 確かに演技ができて重要な役なんで彼くらいでないとと思いますが、年齢的にももう限界でしょう。
作品としてはよくまとまっていますが、キャストが占める感じが強い作品でした。
 
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博学多識の悟
 
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ギャンブラーの鷹
 
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スポーツ万能の勲
 
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女好きの葵
 
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みんな父親
 
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ギャンブル場で発見してしまった
 
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由紀夫は事件に巻き込まれていく
 
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