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日本怨念地図 検証!! 杉沢村の呪い

2001年作品、白石晃士監督。

「地図から消えた村・杉沢村の呪い」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/1738755.html で触れられた、杉沢村を追って、運よく? その村に足を踏み入れると呪われるという伝説があるという。
前回の取材で、その入り口らしき鳥居を発見したスタッフの車が事故に遭い、運転手が3日間意識不明になるということが起きた。
これは一体呪いなのか? 今回はその検証編である。 
撮影スタッフに話を聞くところから始める。 ドライバー以外のスタッフに話を聞くと、事故直前からドライバーの様子がおかしかったという。 そして、意識が戻ってからドライバーはビデオ発売をやめてほしいと言ったという。 彼は呪いと思っていた。
ビデオは予定通り発売された。 本当に呪いと関係があるのか? ビデオの反響は大きかったが、それは賛否様々だった。
草鞋のあった鳥居は本当に杉沢村の入り口なのか? 今回のスタッフは青森県某所に出発した。
しかし住民から何の反応はなかった。 繁華街での聞き込みでも反応は無く、誰も知らないという答えだった。 視聴者からの手紙で、岩木山にあるのではというものが多かったのでそちらに向かうことにしたスタッフ。
首狩り神社と呼ばれる神社があるという話もあるが、どれもそこだという決め手はなかった。  しかし黒石市のダムにかかる杉の沢橋に行ったときに、ある情報を聞いた。 杉沢村に行く途中事故に遭ったという話だった。
すぐさまその話を知っている人に取材をすることとなった。 実際杉沢村を見つけた男が、仲間を誘っていく途中事故に遭い、その見つけた男は事故って亡くなってしまったということだった。
ではいったいどこに向かっていたのか? どうやら秋田方面にあるのではということがわかった。 そしてスタッフは秋田に向かうのだったが…

杉沢村伝説の第2弾です。 今回は日本のフェイクドキュイメンタリーの第一人者、白石監督による作品です。 以前書いた「日本怨念地図 検証」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/1755273.html の1作目です。
そもそもこの話は、実際に在った事件の「津山事件」と大変似かよっています。 そして今回はその流れになって岡山県にまで足を延ばします。 そして津山事件とどう関係があるのかが取材を通じてたどっていく事象となります。
この手の追いつめて行くような取材手法は、白石監督の十八番ですね。 
また最後クライマックスになるとき、取材班の女性につらく当たるところの演出は、後の彼の作品に通じるところもありますね。
本当にあった村なのか? そして忌まわしい事件で全滅してしまったのか? 謎の村を追うドキュメントとしてみると大変ゾクゾクする作品ですね。


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