anttiorbの映画、映像の世界

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マルサの女2

1988年作品、伊丹十三監督、宮本信子主演。

土砂降りの中、川沿いをパトロールする警官。 子供たちが何かに石を投げている。それは半ば骨の見えた死体が浮かんでいるのだった。
死体は地上げ屋の男だった。 「代わりの地上げ屋がいるなあ」 とのんきに話している輩は、代議士の漆原(中村竹弥)、猿渡(小松方正)を中心に土地を転がして儲けようとしている悪人たちだった。
鬼沢鉄平(三國連太郎)は表の顔は 「天の道教団」 管長であるが、裏の顔は多数のやくざを操り、その上宗教法人を隠れ蓑に脱税する地上げ屋だった。
彼が死んだ地上げ屋の後釜にされるのだった。 妻の赤羽キヌ(加藤治子)を教祖とする 「天の道教団」 が彼の金づるだ。 
そこに借金を返せない男が泣きついてきた。 男は中央駅の手荷物預かり所の主任ということで、利用できると思い、娘の奈々(洞口依子)を担保に差し出した。
マルサこと国税局査察部査察官・板倉亮子(宮本信子)はこの鬼沢をすでにマークしていた。 しかし確固とした証拠がない。 
そのしっぽをつかむためにピッタリとマークするのだが、鬼沢は地上げ活動を始めるために架空の会社を配下の暴力団の小さい組に作らせその社長にちび政(不破万作)を当て、脅し方、心得を伝授するのだった。
そしていまだどかないマンションの住人、飲食店の店主をあの手この手で追い出しにかかるのだった。 その手口たるや、凄まじく、一軒、また一軒と追い出されていくのであった。
マルサVS宗教法人の蓑を着た地上げ屋の戦いが切って落とされた…

大ヒットした 「マルサの女」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7759253.html の第2弾作品ですね。 これも最高に面白かったです。
今は亡き俳優も多く出ていますが、キタローが結構重要な役で出ていますね。 
いっぱい悪役の人が出ていますが、私は猫田役の上田耕一がよかったですね。
最後にオープニングの繰り返しとなりますが、その際の死体役にもなっています。しょせん彼もトカゲのしっぽという悲しい役でしたね。
全く飽きさせない伊丹作品でしたね。


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マルサのメンバー

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教団経営の鬼沢

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彼を張っている板倉

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しかしなかなか尻尾を出さない

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調査は広範囲に

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