2015年作品、渡辺一志監督、日村勇紀主演。
一番組見習い・火藤純(山本千尋)は、棒術の使い手で、京都の町に蔓延る荒くれ者たちの取り締まりに励んでいた。 拝勘助(竹石悟朗)や、岡っ引きの風吉(上杉周大)と京の町を歩いている。
そんな時、新選組の名を盾に放蕩の限りを尽くすお荷物隊士・屑山下衆太郎(日村勇紀)は、お抱えの芸者・なすび奴(水樹たま)と飲み屋で飲んでいて、隣の男に因縁をつけていた。 土佐弁を話している男は、なすび奴の事を率直に表現したのを、下衆太郎が怒って言い合いになった。
女の前に後に引けなくなった下衆太郎は、表に出て切り合いになるところ、男は拳銃を懐から出す。
途端に勢いのなくなった下衆太郎は 、そそくさと言い訳をしてその場を離れる。
その頃、港では、数人の男の死体が転がっていた。
日本の見世物のために連れてきた輸送中のゾンビに逃げられた武器商人カウフマン商会は、腕利きの殺し屋・唐人エックス(尚玄)を差し向ける。 エックスはゾンビの殺し方を知っていた。 そこの死体たちは脱走したゾンビに食われた人間たちで、中にはゾンビ化して動き出す輩もいたが、エックスがその都度打ち殺していた。
坂本龍馬を追った4人は、蕎麦屋で追いつき、彼を捕獲しようとした時、向こうで悲鳴が聞こえた。 それは顔色の悪い男と出会った下衆太郎が、因縁をつけているときに喉をかまれてしまい、一緒にいたなすび奴の悲鳴が聞こえたからだった。 そして下衆太郎は新選組の屋敷に担ぎ込まれてしまう。
しかし下衆太郎はもう脈もなく心臓も動いていなかった。 そう、だんだん彼はゾンビになりつつあったのだった…
都内の上映館だけだったこの作品ですが、近くのシネコンで上映が開始され、見に行きました。
まあ話題のバナナマンの日村がゾンビになるということで、多少見たかったんですね。
役者としてというより、お笑い芸人としての日村を見ている感じでしたね。 劇中の絡みも、漫才、コントの延長でしたね。
ただ他の役者さんたちは、劇団員だったり歌手だったり、バラエティに富ん でいます。
その作品は残念ながら未見なんで、そちらを是非見たいですね。
渡辺一志監督作品も初めてで、本人も坂本龍馬役を演じています。
時代劇のゾンビもの、口語体は現代調ですが、まあ素朴なつくりの作品でした。 日村勇紀を見るための作品ですね。