anttiorbの映画、映像の世界

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SR サイタマノラッパー

2009年作品、入江悠監督、駒木根隆介主演。

ヒップホップグループ“SHO-GUNG”を結成、6人集まってライブをやろうと盛り上がるのだが、しょせん口だけで、明日の仕事で帰ってしまう3人。
残った3人は、IKKU(駒木根隆介)、TOM(水澤伸吾)、後輩のMIGHTY(奥野瑛太)だけ。 
IKKUは特に職もなくふらふらしている。 しかし彼だけはラッパーで食っていこうと本気で思っているのだった。 オリジナルトラックを作って、まずはこの町でライブをやろうと考えていた。
しかし、TOMはおっぱいパブのアルバイト、MIGHTYは実家のブロッコリー作りで忙しい日々。 それでも彼らはライブ実現のために、伝説のトラックメーカー“病弱なタケダ先輩”(上鈴木伯周)ら地元の先輩たちの力を借りて、自分たちの曲を作っていた。
ここフクヤ市は北関東にあって、レコード屋もライブハウスもないサイタマ県の片田舎。 ここから彼の挑戦が始まるのだった・・・

これは3部作の1作目で80分の短い作品です。 モデルのフクヤ市はもうわかる通り、ネギで有名?な深谷市で、監督の出身地です。
ほとんど自主製作映画ですが、これが根強い評価を受けて、予定通り3部作まで製作しました。 
ラッパーで一旗揚げようとする、IKKUの踏まれても蹴られても、立ち上がっていく姿はちょこっとハングリーさがあっていいですね。
ラストの定食屋でのIKKUの精一杯の自己主張をラップで延々とするシーンがこの作品の肝ですが、ここはいいですね。 ドロップアウト(どちらが?)したTOMに対して必死に引き止め、訴える彼のラップはちょっと心熱くなるとともに、ものすごく違和感があり不思議な感覚に浸れますね。 もちろんライムスター・宇多丸氏絶賛の作品でした。

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フクヤ市から

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世界を目指すラップグループ“SHO-GUNG”

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しかし、本気なのは

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IKKUだけ

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