フードをかぶった少年がつぶやく、 「まーちゃん、僕が君を守る」。
御園マユ(大政絢)は学校でもマイペース。 人と溶け込むことをしない。 寝ているか、バックれるかそれしかない。
生徒会長の菅原道真(宇治清高)は剣道大会の全国大会に行くことになり、垂れ幕を下していると、屋上から男が見ていた。 この学校の生徒ではないらしい。 その男は、マユの後をつけている。
彼女のマンションにまでついてきた男は、上手くすり抜けて部屋にも入ってきた。 変質者と思った彼女は、抵抗するが、一言男は言う「みーちゃん」。 そういうと彼女は「みーくん」といって表情が一変した。
みーくんとまーちゃんは幼いころ誘拐され、長い間監禁されていた。 奇跡的に助け出され、マユは普通の生活に戻っていた。 いや普通ではないが、一応高校には通っていた。
しかし別の部屋を開けて驚いた。 そこには幼い少女と少年が監禁されていたのだった。 彼女が誘拐してきたらしい。 そのマンションには彼女の両親はいなかった。 一人暮らしだった。
しかし彼女は一体どうして二人を誘拐したのか? 幼いころ自分が誘拐されたトラウマからなのか? 変な形の4人の生活が始まるのであった…
原作のライトノベルはもちろん読んだことは無いのですが、不思議な作品ですね。「ヒミズ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7400684.html の染谷将太の独特な演技が、ここでもまた発揮されていますね。
本名はこの作品では触れられないのですが、彼の本当の姿、そしてどうして彼女の近くにいるのかは、だんだんわかってきます。 マユの幼いころ誘拐した犯人は、異常性格者で殺人鬼ですが、まあそんな奴に誘拐されたら普通ではいられないでしょうね。
ぎりぎりの表現でレイティングを逃れていますが、内容は充分猟奇的ですね。恐ろしい話を不思議な二人を中心にすることによって少しコミカルにしてますが、私には十分恐ろしい作品に見えました。
御園マユ
そこに現れた男
精神科医の奈月
マユには秘密が
彼はマユを守りに来た
|