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異人たちとの夏

1988年作品、大林宣彦監督、風間杜夫主演。

原田英雄(風間杜夫)は40歳のシナリオ・ライター。 仕事仲間の間宮一郎(永島敏行)に会ってほしいと言われた。
妻子と別れ、今はマンションに一人暮らしをしていた原田は、何の話かと思って会ってみると、別れた妻と付き合いたいという。 驚く原田だったが、一途な間宮の申し出をかえって応援するのだった。
別れた後、一人暮らしのマンションに戻ると、なぜか無性に腹が立ってきた。 そこに玄関のチャイムが鳴る。 開けてみると綺麗な女が立っていた。 女は3階に一人で住んでいる女だった。
このマンションは原田とその女と二人しか住んでいないのだった。 女は桂(名取裕子)といい、今夜はどうしても一人でいられないと言い、上り込もうとするが今日の原田は冷たく断り追い払ってしまうのだった。
ある日仕事で、旧新橋駅に来た。 ゴーストステーションで8か月しか使用してない駅とのこと。 その時周りの人が消え、来るはずのない地下鉄がやってきた。 怖くなり必死に走って通常の新橋駅に戻った。
おかしいなぁと思いながら、浅草へやってきていた。 ここは生まれ故郷だった。 飯を食いぶらぶら歩き、演芸場に入った。 そこで後姿がどうも12歳の時に交通事故で死亡した父(片岡鶴太郎)そっくりの男を見かけた。
そして驚くことにその男が声をかけてきた。 ついていくと小さなアパートだった。 なんとそこにいたのは母(秋吉久美子)だった。 こんなことがあるのか! 二人は28年前に死んだままの若い姿だった。
本当に両親なのか? 半信半疑で、上がってビールを飲む原田。 「また来いよ」 と言われてタクシーに乗り家に帰る原田。 マンションに戻ると、入り口に桂がいた。この前に冷たくしたことを詫びる原田。
朝、起きると昨日のことがほんとにあったことなのか、そんな感覚になる原田だった。 次の日、何かマンションから荷物が運ばれていた。 そして不思議な夏の出来事が始まっていた…

悲しくも不思議な夏の体験のお話です。 人間だれしもふとしたはずみから心に隙間ができ、そこからいろいろなものが入ってきますよね。 それが温かい物ならいいですが、良くないもの、恐ろしい物だったりしたら、死に至るようなそんな体験を味わう男を、風間杜夫が演じています。
優しい両親役の鶴ちゃんと秋吉久美子がいいですね。 恐る恐る幽霊の両親に名前を聞くところがちょっと滑稽で泣かせるところでした。
40歳にしてようやく親のありがたみがわかり、今までに人生を見つめなおす主人公にほっとする作品となっていますが、こんな不思議な夏の体験もちょっといいなあと思える作品でした。

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友からあることを言われた夜、上がり込もうとした女を追い払ってしまう

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寄席で出会った男、見覚えのある顔だった

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そこにいたのは母

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どうして若いままの両親がいるのか?

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再びの別れ

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