anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

プリンセス・トヨトミ

2011年作品、鈴木雅之監督、堤真一主演。
 
ある日大阪の街から人が消えた! 7月8日金曜日午後4時のこと、そんなことがあるのだろうか・・
大坂夏の陣、豊臣が滅びる寸前の時、秀頼の子・国松を必死に回りは逃がそうとしていた。  逆に徳川方はここで豊臣を根絶やしにするため、必死に国松を探していた。 国松の母・伊茶(菊池桃子)はわが子を城の脇の穴に隠し、そして追手に切られてしまった。 戦国の世の終りの出来事だった。
時は流れ現代、東京から大阪に3人の会計検査院調査官がやって来た。 税金の無駄遣いを許さず、調査対象を徹底的に追い詰め“鬼の松平”として怖れられている松平元(堤真一)。 その部下で、天性の勘で大きな仕事をやってのけ“ミラクル鳥居”と呼ばれている鳥居忠子(綾瀬はるか)、日仏のハーフでクールな新人エリート調査官、旭ゲーンズブール(岡田将生)。
松平は決して笑顔を見せたことがない。 早くも1件めで成果を上げ、続く学校でも成果を上げた。 この学校ではちょっとした事件があった。 セーラー服を着た男の子がイジメにあっていた。 それを割って入りその男の子を助けた女の子がいた。
彼女は橋場茶子(沢木ルカ)といい男勝りの子だった。 そして次の検査するところは財団法人 「OJO(大阪城跡整備機構)」 というところで、空堀商店街にあった
経理担当の長曽我部(笹野高史)という男が応対したのだが、書類上何の問題もなかった。 しかし松平は携帯を忘れてしまった。
そして昼飯後取りに行くと、なんと中はもぬけの殻だった。 さっきあれだけいた職員はおろか、机の中に何も入っていなかった。 これは一体?大きな疑念がわいた松平はOJOの徹底調査を始めるのだが、実はこの裏には大きな秘密が隠されていたのだった…
 
先入観というのは恐ろしいモノで、この映画は時代劇と間違った認識を持っていました。 これは面白かったですね。 私は関東に住んでいるのですが、実は関西びいきで野球は阪神ファンで (今年はおとなしくしていますが・・) 関西出張は楽しみなんです。
だからというわけではありませんが、本当にこんな設定だったら面白いだろうなという作品でした。 
豊臣が滅びたことから、いろいろな伝説がありますよね。 秀頼は実は生きていた、という伝説や、もし豊臣が続いていたらといった小説も結構読みましたが、そんな伝説の一つを膨らまし、一種のファンタジーにした画期的な作品でした。
でもその中で父から子への強い思いの継承というところはちょっと感動しました。 配役の名字が豊臣ゆかりの名前なんですね。 家臣の子孫なのかなと思わせるところもまたよかったですね。
戦国時代の伝説、風聞を現代までつなげているこのテイストは別の作品もできそうで、こういう作品はまた見たいですね。
 
イメージ 1
東京から来た3人
 
イメージ 2
大阪城のほとりで
 
イメージ 3
忘れ物をしたことに
 
イメージ 4
そしてある秘密に近づいていく
 
イメージ 5
いったいそれは?
 
イメージ 6