2012年作品、クリストファー・ノーラン監督、クリスチャン・ベール主演。
バットマンはハービー・デント検事殺害の罪をかぶり、ゴッサム・シティを離れていたが、その間ジェームズ・ゴードン(ゲイリー・オールドマン)は心に蓋をして、ブルース(バットマン)の意思通り、バットマンを悪役として治安を維持していた。 またもう一つデント法なる、組織犯罪を強制的に逮捕できる法律も施行されているのも効果があった。
しかし地下水道に何やら得体のしれない動きが出てきているのだった。 ブルースの家にメイドとして忍び込んだ女が現れた。 彼女はネックレスを盗み姿をくらましたが、被害はそれだけではなかった。 なんと彼女の目的は、ブルースの指紋だったのだ。
それを欲しがったのはジョン・ダゲット(ベン・メンデルソーン)のダゲット社だった。 ブルースは彼女の正体をセリーナ・カイル(アン・ハサウェイ)であることを突き止め、彼女の今までの犯罪歴を調べ上げた。 しかしダゲットが手に入れた指紋はこれからの大事件に大きく影響していくのはこの時点ではブルースさえも気が付かなかったのだ。 また地下水道の指導者であるスキンヘッドのマスクの男・べイン(トム・ハーディ)の不気味な動きも始まっていくのだった…
いやー165分の超大作でしたね。 でもあまり長さを感じないくらいのノーランの構成力でした。
私はあまりバットマンの原作自体を知らないし、コミックも読んでいないので、細かいことを知らないで鑑賞しました。 その点では3部作の完結編としては充分の出来だと思います。
ちょっと長いのでトイレに行きたくなる方もいるでしょうが、水分を控えめにして頑張ってみてください。 おそらくノーランは「バットマン」シリーズからは撤退するでしょうが、ロビンかキャットウーマンでスピンオフができてもおかしくないラストは、映画会社からのリクエストではないでしょうか?
ノーラン組と言える俳優陣がちりばめられ、その点ではチームワークの良さが感じられたつくりに見えました。 彼の次回作は何であれまた見に行きたい監督ですね。