1975年作品、トム・グライス監督、チャールズ・ブロンソン主演。
メキシコの山の中腹で、護送中の車から一人の囚人が下された。 そして同じ囚人仲間が、その男を打ち殺した。
それを見下ろせる場所で何やらアタッシュケースのやり取りをしている二人の男。 一人はどうやら刑務所関係の男、制服を着ている。 もう一人はスーツの男。
殺人事件の犯人として、ジェイ・ワグナー(ロバート・デュヴァル)が逮捕され、28年の刑を宣告された。 もちろん彼は犯人ではない。
その頃トランスパシフィック社の社長のハリスは、スーツの男と話していた。 どうやらジェイを罠にはめたのは彼だった。
ハリスはジェイの妻であるアン(ジル・アイアランド)の父なのだが、ある事件についてジェイが証人になることを妨害するため、CIAと手を組んでジェイをはめたのだ。
夫の脱出したいという意志を確認したアンは、賄賂を使って何とか出獄させようとするのだが、実は所長のJ.V(エミリオ・フェルナンデス)もハリスと結託しているのだった。
困ったアンはセスナ機を持っているニック・コルトン(チャールズ・ブロンソン)を雇って彼を脱出させようとした。 ニックは金のためなら何でもやるという男だが、はじめは脱獄とは知らずに引き受けた。
しかし簡単に考えていた彼は、セスナを銃で撃たれあわてて逃げかえってきた。 しかしどうやら大変な仕事を引き受けたことを知ると、彼は金をつり上げた。 彼女はニックを胡散臭いと感じつつも、他に引き受け手がないので彼に任せることにする。果たして彼はジェイを助け出すことができるのか?・・・
無実の罪でメキシコで拘束され、必死で助けようとする妻から金をふんだくる男ニックをブロンソンが演じています。
でもいつしかその妻に惹かれ彼も必死になっていくところがちょっとかわいいですね。
でも所詮遊び人のニックは遊び人ですね。 あの手この手で作戦を変えていきますが、そのあたりは滑稽ですね。
ちょっとルパン三世っぽい感じで見ていました。 サスペンスかな?・・・
何気なく引き受けた仕事
