anttiorbの映画、映像の世界

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劇場鑑賞2

東京は吉祥寺、皆さん結構テレビでも取り上げられることが多いのでご存知だと思います。 行かれたことのある方も多いでしょうが、いまのPARCOのあるところに昔映画館があったのを知っている方はいますかね?
私はそこで 「男はつらいよ」 とかを見ていたんですね。
今では信じられませんが、前の道は舗装されてなかったと思います。 やはり開始時間がわからず、早めにきて 「まだ開かないなぁ・・」 と思って、これもまたうろうろしていました。
調べると吉祥寺PARCOの操業は1980年ですね。 ということは'78~’79くらいまではあったのではないでしょうか。 今でもその脇のハーモニカ横町がその名残を残しています。
その後反対側の井の頭公園口の西荻窪寄りの、映画ビル(吉祥寺オデオン)に集約されたようです。
じつはPARCO建設の際に何も知らずに行った覚えがあり、映画館が取り壊されていて呆然としたことがありました。 なかなか味のある映画館で確か2軒(3軒か?)並んでいた記憶があります。 オデオンになってからは数えるほどしか行っていません、というより歌舞伎町に行くようになったからですね。
高校、大学になると、味わいのある地方の映画館でなく、大画面で音響も良いところで映画は見る物だ!という輩が多く、私もそうかな? と思って新宿通いをするようになったのです。
ただ学生の分際で高いロードショー作品はそう何度も見れるものでなく、なんとか安くたくさん見れないかと、東京の郊外で当時あった 「ぴあ」 という雑誌で探していました。そ
の中で 「国立スカラ座」 は安さ、上映作品とも素晴らしかったですね。 2本かけてくれて確か会員になるとさらにお得だった気が。 お隣の立川にも 「立川セントラル」 という2本立てでそこそこの映画を見れる館もありました。
私のブログの 「カリオストロの城」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/4244996.html の時にも書きましたが、「中野武蔵野館」ではこれと 「がんばれ!!タブチくん!!」 の2本立てを見に行きました。
ここでは「カリ城」も終わった時の一体感を初めて味わいました。 
これらの映画館は「名画座」と言われている地方館に属する館でしたね。 しかしこの雰囲気がまたよかったんですよ。
町の人がぶらっと行ける映画館。 椅子も小さく、座り心地も悪いんですが、哀愁漂っていましたね。
決定的なのは映画は映画館か、テレビの 「~ロードショー」 でしか見れなかったんですよね。 ビデオも当初は1万円以上してちょっとなかなか買えないものでした。 それでこその 「名画座」 だったんですね。
私は前に音楽ソフト販売会社で働いていましたが、ある時ビデオカセットがなんと3500円で一斉発売という企画をやりましたが、その時が限定品でもないのに、予約がたくさん入ったことを覚えています。
その時からですね、映画は家でも見れる物、また家の中で環境を作り、凝ったマイシアターを作り始めたのは。 それからVC、LD、DVD、そしてブルーレイといったソフトが家にどんどん増え始めました。
ただ映画の本質はやはり劇場ですね。 まあ自分も会社人ですから、そんなにはいけませんが、見たい物、見るべき物、ちょっと冒険したい物、そんな区割りを自分でしながら、今後もなるべく足を運んでいきたいと思っています。