anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

ビューティフル・マインド

2001年作品、ロン・ハワード監督、ラッセル・クロウ主演。

1947年9月、プリンストン大学、今年入学したものが集まった時に、共産主義に勝つためには、優れた人材が必要。 数学者の中に第2のアインシュタインがいることを願うと言われる。 ナッシュ(ラッセル・クロウ)は、周りに変人扱いされながらも数学の研究に没頭している男だった。
歓迎パーティーの席で、わざとウェイターに間違えてきたハンセン (ジョシュ・ルーカス)に、ナッシュは彼の論文を破折するのだった。 でも彼の頭脳には誰もが一目置いている、そんな存在でもあった。
自分の部屋で外を見ていると、チャールズ(ポール・ベタニー)と言う男が、ルームメイトだと言って酔っぱらいながら入ってきた。 あまり気にも留めず、ナッシュは窓に数式を書き始める。
全く性格の違う二人みたいだが、酒を飲むことで近づいて行く。
ナッシュは女性の扱いにも全くの変人ぶりを発揮する。 声のかけ方もわからずストレートに欲望をぶつける。 もちろんひっぱたかれるのだ。
彼は教授にアインシュタインに紹介してほしいと頼みに行くが、それなら何かを成し遂げろとはっぱをかけられる。 しかし壁にぶち当たり、悶々と した時にチャールズに周りに振り回させられないで、貫き通せと言われる。 そして机を、窓から捨てられる。 しかし何か吹っ切れたナッシュだった。
そして彼は、優秀な成績を収めウィーラー研究所に推薦される。
彼はすぐにソ連の暗号解読のために意見を求められ、直ぐに暗号を解読して周りを驚嘆させる、 しかしそれを格子越しに見つめる男がいた。
ナッシュは同室のメンバーにソル (アダム・ゴールドバーグ)とベンダー (アンソニー・ラップ)を選び研究に没頭する。
そして彼は教鞭をとることもするのだが、彼の授業は独裁的で、融通の利かないやり方だった。 しかし聴講生のアリシアジェニファー・コネリー)は彼の分からない発想のやり方で彼を納得させるのだった。 そしてナッシュは、初めて女性に特別な感情を抱き始めるのだった。
そんなある日、諜報員パーチャー(エド・ハリス)がソ連の暗号解読を依頼しに来るのだった…

この作品は、アメリカの数学者のジョン・ナッシュの伝記作品です。 先日86歳の生涯を終えたノーベル経済学賞を受賞した人物ということです。
作品は、若き日のジョン・ナッシュの姿、そしてアリシアとの出会い、結婚、そして発病、そして晩年の栄光と駆け足で描いて行きますが、一番のハイライトは、統合失調症との戦いですね。
それが現実なのか、非現実なのか、映画だけ見ると二転三転、一瞬どちらが現実なのかが分からなくなります。
作品中、ジェニファー・コネリー演じるアリシアが実に献身的なんですね。特に発病発覚後の彼女の一途さには心を打たれますし、地道な戦いが展開され、その期間の長さ、大学に復帰し教鞭をとるまでの長い期間も辛い日々に描かれていました。
ラッセル・クロウが演じるにはちょっと窮屈な感じはしますが、抑えた演技は評価され、作品自体も数々の賞を受賞しています。
先日観た「博士と彼女のセオリーhttp://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12826035.html ともある意味通じる作品でした。
経済選考ではない私は知らない人物でしたが、ここにも天才がいたことがわかりました。

イメージ 1
常人とは違うナッシュ

イメージ 2
ウィーラー研究所に推薦され教鞭をとった時彼女に

イメージ 3
そして彼女が妻となる

イメージ 4
この男が現れる

イメージ 5
そして彼に大きな変化が

イメージ 6