anttiorbの映画、映像の世界

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白い肌の異常な夜


南北戦争時のアメリカ、南部のある深い森の中で友軍とも逸れてしまった北軍の兵士ジャック・マクバニー(クリント・イーストウッド)は、深い傷を負ってしまい動けなくなってしまった。
そこに通りかかった少女は、ファンスワース女子学院に寄宿しているエミー(パメリン・ファーディン)10歳だった。
ここは南軍のテリトリーで彼は敵軍兵士だった。 エミーは女学院の皆に知らせ、とりあえず彼は院内に運ばれ手当てを受ける。 そこには、院長のミス・マーサー(ジェラルディン・ペイジ)、教師のエドウィナ(エリザベス・ハートマン)、キャロル(ジョー・アン・ハリス)、ドリス(ダーリーン・カー)、ジャニー(パッツィー・マティック)、亀の子をペットにしている10歳のエミーがいた。
そこに南軍の兵士たちが疲れきった姿で通りかかった。 その一団には捕まった北軍の捕虜たちがいたが、応対したマーサーは彼の話をしなかった。 マーサーの心に一瞬芽生えた戸惑い。 これが彼女たちの、またジャックの運命を大きく変えていったのだった。
女だけの女学院にただ一人の男。 足をけがして動けないが、彼の男としてのフェロモンは彼女たちをあらゆる意味で動揺させた。 マーサーは過去に兄?と一緒にいたみたいだが、どうやらその兄とはみだらな関係を持っていた。
マーサーはエドウィナを信頼していた。 いずれは共同経営者にしようとしていたし、彼の看病も任されていた。 しかし一途で、真面目なエドウィナは男を知らなかった。そんな彼女に初めてと言っていいほど間近で男の世話をすることは、彼女の心も大きく動いていく。 ジャックもまじめなエドウィナに信頼を寄せていくが、彼女たちの関心がいつしかジャックだけになっていくのだった・・・・・

ハーレム状態の葛藤、いやもっとドロドロしたものを、心理的な描写がほとんどで描いていくちょっと異質なサスペンスですね。 ドン・シーゲルクリント・イーストウッドのコンビは 「アルカトラズからの脱出http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/5941884.html でも書きましたが、それとは違った接点でのサスペンスです。
マーサー校長役のジェラルディン・ペイジ以外は、あまりこれ以後の他の作品では気が付きませんが、この独特な女の園が却って怖くなりますね。
私にはホラーっぽく感じられました。
ラストはやはりこうなるよなぁっていう感じです。 この作品は町山智浩さんがpodcastで取り上げているので、機会があればお聞きになってください。 彼独特の紹介をしています。

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足に怪我を負いここに匿われるジャック

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ここは女の園

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エドウィナが世話を焼いてくれるが

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ほかの女も挑発する

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階段から落ちた彼は

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