anttiorbの映画、映像の世界

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ロストクライム -閃光-

2010年作品、伊藤俊也監督、渡辺大奥田瑛二川村ゆきえ出演。

定年前の刑事滝口政利(奥田)とコンビを組むことになった片桐慎次郎(渡辺)。 殺人事件の捜査ということでコンビで担当している。
殺されたのはラーメン屋に主人葛木勝(針原滋)。 滝口はもうすぐお役御免となるからか、あるいは性格からか、勝手気ままにふるまい、片桐は振り回されていた。 しかし滝口はこの事件の奥の深さを肌で感じ取っていた。
捜査中にふっと消えた滝口に、付き合いきれず本部に帰る片桐。 その姿を同僚からバカにされる。 
片桐は元風俗嬢の女・津村多恵子(川村)と同棲をしている。 荒んだ気持ちのなった片桐は無理矢理多恵子を抱くが、多恵子から 「情けない」 と言われ、滝口に行動を問いただす決心をする。
しかし滝口は一人警察OBの高村英治(原田芳雄)を訪ねていたのだった。 彼こそ32年前に起きた大事件「3億円事件」の裏に潜む出来事を知る人物の一人だった。問いただす片桐に滝口はこの事件の背景に32年前の未解決事件が関係していることを明かすのだった。
はたして3億円事件の裏には何があったのか? そして犯人とは?・・・・

「3億円事件」とはだれもが知っている事件で、以前に宮崎あおいの「初恋」も見たことがあります。
テレビドラマにも数多くなっていて、これは製作側では一度は扱いたい題材ですよね。 しかし時効まで行ってしまうとは不思議な事件でした。
当時結構近くに住んでいたので、確かうちの近くにも捜査員が来ていたんではないでしょうか? 現場横も結構通ったことがあります。
さてこの作品の大きな他との相違点は複数犯ということですね。 他の設定は結構見たことがありますが、そこをこの映画は膨らましているという作りになっています。脇の俳優はまあまあなんですが、核になる渡辺、奥田、宅麻伸、かたせ梨乃がちょっと違和感があるのが難点ですね。
重しが無いというか、軽いんです。 それと定年間近の刑事に奥田が合っていないという点も致命的です。
キツイ言い方をすると、キャストを変えたらもっといい作りになっていたと思います。その中でただ一人よかったのが川村ゆきえだと思います。 ちょっと過去のある女性で、芯の強さをうまく演じていました。
大きい題材を生かすのって難しいなあと感じる作品でした

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定年間際の滝口とコンビを組む片桐

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片桐は多恵子と付き合っている

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今回の事件に裏にはある過去に大事件が

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その事件を追い

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捜査をするふたり

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