anttiorbの映画、映像の世界

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ゴールデンスランバー

2010年作品、中村義洋監督、堺雅人主演。

舞台は仙台。 釣りに誘われたと思って繁華街を場違いな恰好で歩いている青柳雅春(堺)。 横断歩道の向こうで久しぶりに会う大学時代の友達・森田森吾(吉岡秀隆)。 ファーストフード店に入り、買い込んで車の中で食べていると眠くなる青柳。目を覚ますと森田に 「おまえ水になんか入れたか?」 「入れたよ。よく眠れる薬」「なんで?」 「お前をここで眠らせておくように言われたから」
不審に思う青柳。 事情がわからないが実は森田は大きな借金を抱えており帳消しにする代わりに仕事をしろと言われた。 それがココに青柳を連れだしておくことだった。
後ろの通りでは仙台出身の総理大臣が凱旋パレードをしている。 これから何が起こるのかとその瞬間!大爆発が起こった。 総理大臣が暗殺されたのだった。
すぐに二人の乗った車に警察官が近づいてくる。 森田は逃げろと言い自分は車に残ると言う。 この車にも爆薬が仕掛けてある。 
車をでると警官が止まれと言い一発威嚇射撃される。 逃げ出すと同時に車は爆発し警官も巻き込まれた。 ここから青柳の逃亡劇が始まるのだった。
青柳は嵌められたのだった。 青柳は宅配便の配達の仕事をしている時、偶然アイドルの女の子が襲われているところを助けて、ちょっとした有名人になっていた。 どうやらそれがターゲットになったのか? 
少し前に近づいてきた女・井ノ原小梅(相武紗季)がいてその女とラジコン遊びをしていた。 総理はラジコンに爆薬を積んで爆破されたのだった。 全部仕組まれて追い詰められていく青柳。 行く先々警察が追ってくる。 報道でも自分の顔が流され、絶体絶命に追い込まれていく。 彼は逃げ切れるのか? 疑いは晴れるのか?・・・・・

これは傑作ですね。 キャストも見事で、展開も申し分ありません。 なんで青柳が犯人に祭り上げられるのかという部分だけ弱いですが、そんななんの力もない一般人の彼が、必死に逃げながら場面場面でいろいろな人に助けられるところに、青柳自身の感動するのですが、見ているこっちも引き込まれていきます。
昔の彼女に竹内結子、後輩に劇団ひとり、その他ベンガル、でんでん、柄本明が協力者、追手側に香川照之石丸謙二郎、そしてなんといっても不気味なヒットマン、和製ターミネーターで永島敏行、助けたアイドルに貫地谷しおりと脇も上手くて素晴らしいです。
中村監督作品は海堂尊の作品を撮っていますが、これらも良かったですが、監督の作品で一番では?何度も見返すだろう映画となりました。

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眠らされ、気がつくと

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後ろでは首相のパレードが

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首相暗殺の犯人とされ逃げる青柳

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必死に逃げる

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しかし間の手が迫る、しかし謎の協力者が

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昔の恋人も

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