anttiorbの映画、映像の世界

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フレンジー

1972年作品、アルフレッド・ヒッチコック監督、ジョン・フィンチ出演。
 
ロンドンのテームズ川である政治家が演説していると、川に何か流れてくる。 それは首にネクタイをまかれた、全裸の女性遺体であった。
ロンドンで頻発しているネクタイ殺人事件であった。 その頃元軍人のリチャード・ブラニー(ジョン・フィンチ)は酒場で働いているのだが、どうも主人からよく思われていない。
あらぬ疑いをかけられ喧嘩となりとうとうくびになってしまう。 同僚の女のバブス・ミリガン(アンナ・マッセイ)がとめるが、元来気性が荒く飛び出してしまう。 途中友人のロバートラスク(バリー・フォスター)と会う。
彼は市場を経営しており、博打のいい情報までくれる。 金のないブレイニーはそれにつぎ込むこともできない。 予想は当たり、むしゃくしゃした彼は別れた妻ブレンダ(バーバラ・リー・ハント)のところへ行く。
彼女は結婚相談所を経営していて、成功を収めている。 彼女は全夫にやさしく、かんしゃくを起こす彼を食事に誘い、お金まで融通してくれる。 お金はこっそりポケットに入れてくれるのだが、それに気づかず彼は一夜を救世軍のベッドで過ごす。
そして次の日、ブレンダのところにある男が訪ねてくる。 その男をブレンダは嫌っており、男はしたたかに女性従業員がお昼休みに外出する時を狙ってきた。
危険を感じたブレンダは男の言いなりになるが、男は閉めていたネクタイを外し始めたのだった!・・・・
 
前作 「泥棒成金」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/2400991.html からは17年経っているので、画像等は少し変わっていますが、重厚なつくりのサスペンスは見事ですね。今回も自分の無実の罪を何とか晴らそうとする男の物語ですが、「泥棒成金」のおしゃれさと比べ、今回はちょっと残忍性が前面に出ています。
捜査をする中でオックスフォード警部夫妻の会話が事件解決のキーポイントとなりますが。 こことラストシーンが象徴的で面白いですね。
また見る機会があればぜひ書きたい監督ですね。 余談ですが、監督自ら出演するのはヒッチコックが始めたといわれていますが(もちろんエキストラですが)これを見つけるのも面白いですね。
 
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連続で起こる殺人事件
 
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容疑者にされるリチャード
 
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元妻も狙われていたのだった
 
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捜査は?
 
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