2025年作品、李相日監督、吉沢亮 横浜流星 高畑充希 寺島しのぶ 森七菜 三浦貴大 見上愛 黒川想矢 越山敬達 永瀬正敏 嶋田久作 宮澤エマ 中村鴈治郎 田中泯 渡辺謙出演。
後に国の宝となる男は、任侠の一門に生まれた。 抗争によって父を亡くした喜久雄(吉沢亮)は、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎(渡辺謙)に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込む。 そこで、半二郎の実の息子として、生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介(横浜流星)と出会う。 正反対の血筋を受け継ぎ、生い立ちも才能も異なる二人はライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていくのだが、多くの出会いと別れが運命の歯車を狂わせてゆく...。
血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り。 そのもがき苦しむ壮絶な人生の先にある“感涙”と“熱狂”。 「歌舞伎」という誰も見たことのない禁断の世界で、激動の時代を生き抜きながら、世界でただひとりの存在へ。
監督は李相日、「流浪の月」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/05/15/060000 を記事にしています。
吉沢亮は、「ぼくが生きてる、ふたつの世界」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/09/25/060000 でも良い演技でした。
横浜流星は、「片思い世界」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2025/04/12/060000 に出演です。
これはもしかしたら日本アカデミー賞を独占するかもしれない秀作であり大作ですね。
原作は吉田修一の前後編の大作のようで、私は未読ですが、だからこそ、連続ドラマに、正直なところ大河ドラマにしても良い作品かもしれませんね。 まあ色々描けないところも多いですが。
ということで、174分の長編ですが、それでも描ききれない部分が多かったように感じます。 ただ、主役の二人が相当な練習をしたに違いない舞台シーンの迫力が本当にすごい!
これを見ると、敷居の高いだろうと思われる歌舞伎を生で観劇したくなります。
今は初心者の人たちにも見やすくなっている歌舞伎のようですが、この作品はその足がかりになるかもしれません。 間違いなく良い作品でした。