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二十歳の死

1991年作品、アルノー・デプレシャン監督、ティボール・ド・モンタレンベール レシュ・レボヴィッチ マリアンヌ・ドニクール出演。

フェルメールの絵画にある光が家の室内空間を満たす。 パスカルマリアンヌ・ドニクール)は浴室でいきなり嘔吐する。 彼女が情緒不安定になっているのは、二十歳の従弟パトリックが散弾銃で自殺を図り、生と死の間で宙吊りにされているためだ。 このマクギリスの家に親戚が一堂に会する。

弟イヴァン(ロッシュ・レボヴィッチ)はボブ(エマニュエル・サランジェ)とシモン(グレゴリ・バケ)の相手をする。 もう1人の弟クリスチャン(ティボー・ド・モンタランベール)はポール(エリック・ボニカットー)とトニー(ロラン・シリング)を相手にする。 父エドワール(ベルナール・バレ)はジョルジュとシャルル(ブノワ・ブリオンヌ)にパトリックの病状と事件の概要を説明する。 パスカル自身はイザベル(ロランス・コート)とローランス(エマニュエル・ドゥヴォス)の相手をする。

夜、イヴァンはオマダンの母親とモーツァルトの歌劇を聴いている。 そして昼、オマダンの父親の「悪の華」の引用からクリスチャン、イザベル、パスカル、ボブへと暗唱が引き継がれて行く。 11時からのミサ。 クリスチャンは出たくないとごねる。 その後のサッカー。 みんな平静を装って遊びに夢中になるが、クリスチャンはニコラ(ルイ・ド・ド・ランクザン)を思いっきり抱き上げる。

監督はアルノー・デプレシャン、初めて見る監督でした。
ティボール・ド・モンタレンベールは、「AKA」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/05/07/060000 に出演でした。
マリアンヌ・ドニクールは、「イノセント・ライズ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14483207 に出演でした。

この監督の作品は初めてでしたが、この作品はある家族の男の子が事故?自殺?をして危篤状態になっている時に、親戚が一堂に集まってくる群像劇でした。
しかし、この従兄弟や叔父、叔母は、いかにも他人事で、当事者家族もそんな能天気な親戚に流されていきます。 ただ一人母だけは一人どん底に落ちているんですが、それも。
多少この監督の作品を今後見ていくつもりです。