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658km、陽子の旅

2023年作品、熊切和嘉監督、菊地凛子 竹原ピストル 黒沢あすか 見上愛 浜野謙太 仁村紗和 篠原篤 吉澤健 風吹ジュン オダギリジョー出演。

東京で孤独な引きこもり生活を送る青森県弘前市出身の陽子(菊地凛子)は、42歳独身、人生を諦め、なんとなく過ごしてきた就職氷河期世代のフリーター。

ある日、かつて夢への挑戦を反対され、20年以上断絶していた父が突然亡くなったとの知らせを受ける。 従兄の茂(竹原ピストル)とその家族に連れられ、渋々車で弘前へ向かうが、その途中、サービスエリアでトラブルを起こした子どもに気を取られた茂一家に置き去りにされてしまう。 弘前行きを逡巡する陽子だったが、所持金もないため、やむなくヒッチハイクで北上することに。 だが、出棺は翌日の正午。 故郷に向かう一夜の旅で出会う人々。

毒舌のシングルマザー(黒沢あすか)、人懐こい女の子(見上愛)、怪しいライター(浜野謙太)、心暖かい夫婦(吉澤健、風吹ジュン)……。 そして、その前に立ちはだかるように現れる若き日の父の幻(オダギリジョー)により、陽子の止まっていた心は大きく揺れ動いてゆく。 冷たい初冬の東北の風が吹きすさぶ中、果たして陽子は、出棺までに実家に辿り着けるのか。

監督は熊切和嘉、「#マンホール」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/02/22/060000 を記事にしています。
菊地凛子は、「クレイジークルーズ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/12/01/060000 に出演でした。
竹原ピストルは、「サバカン SABAKAN」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/08/24/060000 に出演でした。

劇場で見逃した作品でした。 中年で独身、そして引きこもりになっていて、外出を極力しないフリーターの陽子。 そこにいきなり従兄弟が訪ねてきて父親が急死したと言ってきます。
車に乗せていってやると言われ、仕方なく故郷に向かいますが、途中でこの従兄弟一家と逸れてしまい、お金もないのでヒッチハイクをすることに。
いろんな人間に乗せてもらい、青森を目指すロードムービーですが、実はこういう時間が彼女には必要だったことがよくわかります。 おそらく彼女の人生は、このあと少しずつ変わっていくんではないでしょうか?