anttiorbの映画、映像の世界

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溺れゆく女

1998年作品、アンドレ・テシネ監督、ジュリエット・ビノシュ アレクシ・ロレ カルメン・マウラ マチュー・アマルリック ジャン=ピエール・ロリ マルト・ヴィラロンガ出演。

私生児として生まれたマルタン(アレクシ・ロレ)は、10歳のとき父のもとで暮らすようになった。 20歳になったマルタンは父の死とともに、狂ったように家を飛び出した。 やがてパリに住む義理の兄弟のもとへ転がり込んだ彼は、そこで同居人のアリス(ジュリエット・ピノシュ)に出会う。 次第に惹かれていく二人だったが、突然家を出た理由についてはマルタンは誰にも語ろうとしない。 それからしばらくしてアリスはマルタンの子を宿す。 動揺したマルタンだったが、ついに家を出た訳をアリスに告白するのだった……。

監督はアンドレ・テシネ、初めての監督でした。
主演はジュリエット・ピノシュ、「真実」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/10/26/060000 に出演でしたが、新作は見逃しています。
アレクシ・ロレは、初めてですね。 近年の活動は聞かれません。

私生児として生まれた青年が、家出をしてたどり着いた義理の兄弟のところで出会った芸術家の女性と恋に落ちる、そんな展開ですが、途中で主人公がアリスになっていくところから彼女中心になっていき、彼女の苦悩が中心になります。
マルタン自身も幼い頃のトラウマというか、自分の不安定な生活、精神状態から脱却できないところが、少しイラついてしまいますが。