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空気殺人~TOXIC~

2022年作品、チョ・ヨンソン監督、キム・サンギョンイ・ソンビンユン・ギョンホソ・ヨンヒチャン・ヒョクチンキム・ジョンテ(キム・テウク)ソン・ヨンギュイ・ジフンイ・ユジュンチャン・グァンユ・ジス出演。

安全なはずの『加湿器殺菌剤』は、私の子供と妻をゆっくりと殺している。  テフン(キム・サンギョン)は大学病院で救急救命室の医師をしている。

ある日、息子・ミヌ(キム・ハオン)が意識を失い、病院に運び込まれる。 最近体調がすぐれなかったミヌだったが、病院に運ばれたときには呼吸ができない状態になっていた。 診察の結果、肺が硬くなる“急性間質性肺炎”と判明する。 息子に何もできないという絶望の最中、突然妻・ギルジュ(ソ・ヨンヒ)が同じ肺の病気で亡くなってしまう。 耐え難い現実に直面したテフンと義妹のヨンジュ(イ・ソンビン)は、ギルジュが突然病気になった事を不審に思い、調査を始める。 調査を始めてほどなくして、衝撃的な事実が明らかになる。 原因は、日常的に使用している加湿器用の殺菌剤にあったのであった。 世界的な企業であるオーツー社は、自社製品に有害な化学物質が含まれていることを隠して、過去17年間販売してきたのだ。

オーツー社は「殺菌剤を加湿器に入れれば風邪に効く」と宣伝し、政府も日常的に使用できる安全性を認可していた為、商品はヒットしたが、殺菌剤を使用した多くの人々の命が危険にさらされることに。  テフンと多くの被害者たちは、真実を明らかにするためにオーツー社に立ち向かう。

監督はチョ・ヨンソン、初めての監督でした。
テフン役がキム・サンギョン、「死体が消えた夜」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15822185 に出演でした。
ヨンジュ役がイ・ソンビン、記事は初めての女優さんでした。

 

今作は驚くべきことに実話ベースなんですね。こんなことをしている会社は言語道断ですが、許せないのは、確信犯だったという事です。もちろん大企業なんで、政治家を巻き込んで無理やり承認をさせているんですね。

韓国から輸出をしようとすると、安全が担保できなく、輸出不可になってしまう事例さえ隠していました。

ただ最後悪が暴かれるには大企業、政治家、そして役所という何重もの壁を破らなければなりません。そこにはアッと驚く秘策があったのは、本当にドラマのような展開でした。そこはフィクションなんでしょうか?