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レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う

1994年作品、アキ・カウリスマキ監督、マッティ・ペロンパアンドレ・ウィルム ザ・レニングラードカウボーイズ カリ・ヴァーナネン出演。

“史上最悪のロック・バンド”、レニングラードカウボーイズが故郷シベリアを去って数年が経っていた。 メキシコでのヒットも過去の栄光になり、落ちぶれた彼らの前に、突然失踪していたマネージャー、ウラジミール(マッティ・ペロンパー)が現われる。 彼は「私はモーゼに生まれ変わった。使命はお前たちを故郷に帰らせることだ」と言う。 ウラジミール以上に独裁的なモーゼは粗末なボートで彼らをアメリカから脱出させる。 そして故郷に運ぶ御神体として自由の女神の鼻を盗み出す。

一行はブルターニュの最西端に上陸し、どこから調達したのかおんぼろバスで移動し、演奏活動で飢えを防ごうとする。 しかし仕事場は老人ホームや場末のホテルばかりで彼らの窮状はますます深刻になっていく。 その上、自由の女神の鼻の奪回を目指してCIAの諜報員ジョンソン(アンドレ・ウィルムス)が彼らを追っていた。 ジョンソンは彼らを罠にはめることに成功、捉えるが、すぐに脱走されてしまう。

任務の失敗を悔いて自殺しようとするが雷鳴とともに聖書を見いだし、予言者エリアに変身する。そしてモーゼと再会し、彼らと同行することを許される。 ライプチヒドレスデン、そしてポーランドへと彼らは旅を続ける。

今回は常連のマッティ・ペロンパーがモーゼ役、「真夜中の虹」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/01/17/180000 に出演でした。
アンドレ・ウィルムスは、「ともしび」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15875368 に出演でした。

さて今作は、「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/10/02/180000 の続編ですね。 一昨年に見て、なかなか続編が見れませんでしたが、やっと見れる環境に。
独特の世界観で、やはりペロンパーがいないとダメですね。 今作の彼はまさに怪演でした。なんと今回は“モーゼ“に生まれ変わったという変わった登場の仕方に。 でもやっていることは変わりませんが。
もっと狡賢くなった気がします。