1992年作品、アキ・カウリスマキ監督、マッティ・ペロンパー アンドレ・ウィルム カリ・ヴァーナネン イヴリーヌ・ディディ ジャン=ピエール・レオ サミュエル・フラー ルイ・マル出演。
家賃が払えずパリのアパートから追い出された作家のマルセル(アンドレ・ウィルム)は、レストランでアルバニア人の画家志望ロドルフォ(マッティ・ペロンパー)と出会う。 意気投合した二人はマルセルのアパートに向かうが、そこにはすでに売れない作曲家のショナール(カリ・ヴァーナネン)が入居しており、貧しい彼らは共同生活を始める。
助け合って暮らしながら、友情を深める三人。 ロドルフォにはやがてミミ(イヴリヌ・ディディ)という恋人ができる。 しかしロドルフォは、不法入国が発覚して国外退去を命じられてしまう。 半年後に戻ってくると、ミミは他の男と付き合っていた。結局元の鞘に収まり、つましく暮らすロドルフォとミミ。 だが、ミミの体は病魔に冒されていた。
監督はアキ・カウリスマキ、近作は「枯れ葉」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/12/31/060000 となります。
マルセル役がアンドレ・ウィルム、「ともしび」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15875368 に出演でした。
マッティ・ペロンパーは、「レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/01/22/180000 に出演でした。
イヴリヌ・ディディは、「ル・アーヴルの靴みがき」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/7939536 に出演でした。
そしてショナール役がカリ・ヴァーナネン、「浮き雲」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/09/29/180000 に出演でした。
三人のお金のない男たちが、出会い、そして自分のやりたいことになんとかしがみつきながら生きていくドラマでした。
金がなくてもなんとかなる、だいぶ昔の日本の姿にも重なりますが、作家、作曲家、画家の三人は助け合いながら生きていく、そして画家の優しき男ロドルフォが、出会ったミミと恋に落ちていくんですね。
数人の女性が登場しますが、最後までロドルフォのことを愛し続ける彼女がちょっと切なかったです。
ロドルフォ役のペロンパーは44歳の早逝しているんですね。 心臓発作ということでしたが、惜しい俳優さんでしたね。 彼のドキュメンタリーがあるようなんで、見る機会があればと思います。