anttiorbの映画、映像の世界

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真夜中の虹

1988年作品、アキ・カウリスマキ監督、トゥロ・パヤラ スサンナ・ハーヴィスト マッティ・ペロンパー E・ヒルカモ出演。

家無く職無く、自殺した父のキャデラックでカスリネン(トゥロ・パヤラ)は一路南へ--。ヘルシンキへ向かう途中のドライヴ・インで有り金奪われて途方に暮れている時、婦人警官のイルメリ(スサンナ・ハーヴィスト)と出会い、彼女とその息子リキ(エートゥ・ヒルモカ)に奇妙な愛情を抱く。 金に困りキャデラックまで売ってその日暮らしの中、偶然金を奪った相手を見つけ殴りかかるが、逆に警官に取り押えられ刑務所入り。 が、同室のミッコネン(マッティ・ペロンパー)と共謀してまんまと脱獄に成功。 キャデラックを奪い返し、イルメリとは簡易結婚式を挙げ、銀行強盗までして資金稼ぎをしながら国外脱出を企てる。

しかし、メキシコ行きの夢も空しく相棒のミツコネンは闇屋に殺される。 しかしカスリネンはあきらめない。 ミッコネンの遺体を彼の遺言通りゴミ処理場に埋めると、虹の彼方、南を目指し、イルメリとリキを乗せた車でメキシコ行きの船、アリエル号へ向かうのだった。

トゥロ・パヤラは、初めてですね。
相手役はスサンナ・ハーヴィスト、彼女も初めてでした。
そしてマッティ・ペロンパーが出演していました。

今作も主人公・カスリネン、職を辞めて新しい地でなんとかやり直そうとしますが、いきなり金を奪われてしまうんですね。 しかしそこで出会った子持ちの女性と、なんとかやり直そうとしますし、その子供もすぐに懐いていきます。 しかし金を奪った男から取り戻そうとした時、帰って逮捕されてしまう不運、絶体絶命から彼に協力者が。
なかなかドラマ性の高い監督作でした。