2019年作品、チャオ・リー監督、ウェン・チェンリン リヴァー・フアン ニッキー・シエ Diane Lin ジャネル・ツァイ出演。
第2話 染みのない部屋
真っ白な部屋の中で、傷だらけの女性が横たわっている。 その体にはゴキブリがたかっており、部屋の食べ物の上はハエが飛び回っていた。 女性は金属製の首輪をつけられており、その中心には「5M1.5KJ」という文字が刻まれていた。
女性はゆっくりと食べ物を食べていて、その部屋の壁にはポツンと黒い点があり、壁の向こうには何者かの気配が感じられる。 女性は黒い点に近付くと、それを指でなぞる。そして、なぞった指の臭いをかぐのだった。
大家のジェニファーから、女性に電話がかかってくる。 ジェニファーは、2日後に部屋の点検があるから掃除しておくようにと命じた。「部屋の状態は評価に関わる。特にあなたは評価が低い。足を引っ張らないで」と言われた女性・チュティンは、呆然とする。
白い部屋にただひとつ目立つ黒い染みは、だんだんと大きくなっているのだった。 チュティンはその染みについて悩んでいた。 窓やベッドの掃除は済む。 チュティンは染みの掃除に取りかかる。 掃除に夢中になるチュティンは、母親からの着信にすら気付かない。
今回から、ちょっとシュールな感じになっていきます。 病院なのか？、それともどこかの家なのか？シチュエーションがわかりづらいんですが。
しかしこの冒頭の女性は、何か病んでいる感じが漂っているんです。
