2011年作品、永岡久明監督、岩佐えみり 北川瞬 杉浦匠 一倉千紗出演。
その日、二十歳の誕生日を迎える北川冴子(岩佐えみり)は、街を歩きながら携帯電話で母と話をしていた。 次の瞬間、彼女がいる場所は、薄暗い森の中だった。 「ここはどこ? どうして、私はこんな場所にいるの?」手にした携帯電話は全く繋がらない。 状況がわかないまま、手がかりを探すために森の中を歩き回る冴子。 すると、森の奥の廃墟から血まみれの若い男が飛び出してきた。 男は血を吐きその場で絶命する。 いったい何が起こっているのか? やがて冴子は、みどり(桜のどか)や健治(北川瞬)と光(杉浦匠)に出会う。 彼らも突然、現実の世界からこの森に空間移動してきたのだと語る。共通点は、全員その日が二十歳の誕生日ということだった。
気がつくと血を吐いて死んだ男の死体は消え、割れた手鏡があった。 これは、あの都市伝説である紫鏡の呪いなのか? 廃墟の一室の壁には四ケタの数字が書かれ、古い時計が時を刻んでいる。 時が経つにつれ、ひとりずつ体から血を吐き、体が崩れ、苦しみながら死んでゆく。 次の順番は誰だ? 生き残った彼女たちには、誕生日以外にもうひとつの共通点に気付く・・・それは「紫鏡」 「紫鏡」とはいったい何なのか? また、生き残って元の世界に戻る手段とはいったい?
監督は永岡久明、「ひきこさん VS 貞子」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15679375 を記事にしています。
“紫鏡“という都市伝説を膨らました感じですね。 “二十歳“というのがポイントのようで、今作では異次元というか、モノクロの抜け出せない世界に迷い込んでしまうという設定ですね。
廃墟のような建物から離れることができず、たった1人ではなく前からいた人間だけでなく、次々とそこに現れる人間たち、そしてだんだん血を吐き、それが悪化して死んでしまいますが、その後死体は忽然と消えてしまう場合もある、どうやらここは現実ではないという感じなんですが。
ラストは結局ダメという感じの終わり方ですが、謎は解けないままのようでしたね。