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ひきこさん VS 貞子

2015年作品、永岡久明監督、高山璃子 五十嵐夏実 呉地佑菜 三浦絵里香出演。

高校生の夏目しおり(高山璃子)は、学校でイジメを受けていた。 ノートに 「死ね」と書かれたり、授業中に画鋲で背中に 「死ね!!!」 という貼り紙を貼られたり、授業中でも物を投げつけられたりしていた。 授業中なので先生も気づくはずなのだが、見て見ぬふりをしている。 いじめグループのリーダー格は、ゆりえ(呉地佑菜)という大病院の院長の娘で、ゆりえは学校でもみんなを率いる立場にあり、誰も逆らえないのだった。
非常階段でしおりを突き飛ばして 「飛び降りろよ」 と命令した後、落ちたしおりの財布の中から、ゆりえたちはお札を抜きとる。 そのお金は、しおりの家の食費だった。 お札を抜かれたので小銭しかなく、帰りの買い物に困ったしおりは、さつま揚げを買って夕食を作るが、しおりの両親はしおりは虐待していた。
両親はしおりに毎日家事や掃除を強要し、いじめグループにお金を巻き上げられて、さつま揚げの煮物しか出せないしおりを、飲んだくれの父は殴る蹴るをして憂さを晴らしている。
テレビ番組で催眠術が話題になった翌日、クラスで早速 「催眠術」 と称したいじめがしおりになされる。 「催眠術にかかったんだから」 としおりを無理やり座らせてモップで叩き、「ブタにした」 と言って四つん這いにして歩かせ、モップでつつく。
いじめはエスカレートして、「服を消してみせます~」 と言って、クラスの生徒たちがしおりの服を脱がし始め、男子生徒たちは、一斉に携帯カメラで撮影する。
しおりには親友・三浦なぎさ(五十嵐夏実)がいた。 なぎさだけはいじめグループに加わらず、しおりへのいじめを止めたいと考えていた。
でもいじめを止めると自分もいじめられるので、なかなか言い出せない。 しおりもそれを分かっていて、なぎさに 「止めなくてもいいよ」 と言う。
さすがに腹にすえかねたなぎさがクラスの男子に食ってかかり、しおりとなぎさはクラスのいじめの対象になってしまう。
その日の放課後、しおりはなぎさに感謝しつつ 「いじめには理由なんてないんだよ。飽きれば終わる」 「あの人たちとずっと一緒ってわけじゃないし」 と言う。
なぎさの気持ちが嬉しいしおりは、なぎさの手をぎゅっと握り、なぎさが 「ひきこさん」という都市伝説をしおりに話す。 ネットで話題になっているのだが、しおりは携帯を持っていないので、知らなかった。
『ひきこさんとは…都市伝説のひとつ。 学校でのいじめや両親の虐待に耐えかねたひきこさん、本名・森妃姫子(もりひきこ)が、怪異化したもの。
白いぼろぼろの服を着た女性が餌食となる人間を捕まえると、肉塊になるまで引きずりまわすというもの』。
さらになぎさは、『救世主 ひきこさん』 というホームページの情報を知らせるのだった・・・

対決物、それも日本のバケモノなら 「貞子vs伽椰子」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14235882.html ですが。
監督は永岡久明、「呪島 jutou」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15599836.html を見ていますが、この作品以外の対決ものもあるようです。
主演は高山璃子、この作品が初主演でしょうか?
そして五十嵐夏実 呉地佑菜 三浦絵里香もすべて今作が初出演でしょうか? まあそんな感じはしますが。

物語は苛酷ないじめを受けている、少女のお話です。 そしてターゲットがふたりになったことから、都市伝説に助けをもとめていくことになります。 しかしただ復讐をしていくだけではなく、過去の亡霊が現れるんですね。
今作の貞子は、あの元になった事件から直結している感じです。 だからあの福来友吉千里眼事件から事件に携わった女性たちが出てくるんですね。 「リング」とは別物ということです。

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陰湿な虐めが起きていた

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しおりが対象だった

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そして限界を超えたとき

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ひきこがやってきた

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しかしやってきたのはそれだけではなかった

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