anttiorbの映画、映像の世界

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スナイパー コードネーム:レイブン

2022年作品、マリアン・ブーシャン監督、パーヴェル・アルドシン マリナ・コシキナ アンドレイ・モンストレンコ オレグ・ドラック出演。

2014 年、ウクライナのドンパス地方での戦争がはじまると、物理学者のミコラ(パーヴェル・アルドシン)は、妊娠中の妻・ナターシャ(マリナ・コシキナ)を過激派に殺され、家を焼き払われる。 非暴力・平和主義者だったミコラは、怒りにかられ、自らの主義を翻し、ウクライナ軍に入隊する。 復讐心を燃やすミコラは過酷な訓練に耐え、みるみるうちにエリート狙撃手となっていく。 やがて戦争が激化する中、自分を育ててくれた先輩狙撃手もロシア軍のスナイパーに殺され、一層復讐の誓いを胸に秘めたミコラ。 そして 2022 年 2 月、ロシア軍がキーウへの攻撃を開始。 ミコラは、ロシア兵狙撃作戦への参加の機会を得る。

監督、出演者とも初めてでした。

そもそもこの作品は今上映すること自体、奇跡であり、タイムリーですね。 冒頭のミコラと妻のナターシャは、本当に環境のことを考えている、超平和主義の夫婦で、ここに移り住んでいることでよそ者扱いさえ受けますが、それでも生まれてくる子供と生きていこうとした矢先でしたね。


そして容赦無く民間人をスパイ扱いして殺すロシア兵、現実もそういうことなのかな?そう思ってしまうほど生々しいシーンでしたね。 復讐者と化したミコラなんですが、途中軍での生活は厳しくも楽しいものという部分も描かれ、対照的に戦争になっていくと、一瞬の躊躇だったり、情けをかけることが命取りになっていくのも、今作ではしっかり描かれていますね。