2018年作品、パーヴェル・ルンギン監督、キリル・ピロゴフ ヤン・ツァプニック ヴィタリー・キシュチェンコ フョードル・ラヴロフ出演。
1989年。10年にわたって続いたソ連・アフガン戦争は、ソ連軍の撤退によって終結を迎えようとしていた。 そんな中、第108自動車化狙撃師団に、ある極秘司令が下される。 それは、イスラム組織の捕虜になった将軍の息子の救出と、ゲリラが支配するサラン峠を奪還し撤退ルートを確保するという危険な作戦だった。 敵地に潜入し激戦を繰り広げる兵士たちだったが、捕虜が脱走を図ったことから、事態は思わぬ方向へ展開していく。
もう撤退から30年以上経っている戦争ですね。
監督はパーヴェル・ルンギン、初めて作品を見る監督です。
主演はキリル・ピロゴフ、他の出演者の作品も記事にはありませんでした。
物語は実際にソ連の末期に起こした軍事侵攻の終結の時の物語ですね。 いきなりアフガニスタンに攻め込んだソ連軍でしたが、国際的にはこれは強烈な反発を招き、それだけでなくいろんな面でソ連=悪の印象づけをしてしまった失政でした。
そんな中、ソ連も改革期を迎え、アフガニスタンから撤退を決めます。 しかし戦争を集結し、軍を引くことの難しさ、そこに悪戦苦闘する兵士たちの物語でした。
この一つの歴史は、ただソ連が撤退したという側面からあまり西側には伝わってはきませんでしたが、人間的な泥臭さと、やはり戦争はいろんなものを破壊してしまう虚しさと残酷さが描かれていましたね。