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ニールジャー

2016年作品、ラム・マドヴァニ監督、ソーナム・カプール シャバーナー・アーズミー ジム・サルブ パース・アカーカー ボビー・アロア出演。

1986年9月5日、モデル業のかたわら飛行機の客室乗務員の仕事をしているニールジャー(ソーナム・カプール)は、ムンバイ発ニューヨーク行のパンナム73便に搭乗。 しかし73便は、経由地カラチの空港でパキスタン武装組織によるハイジャックに遭遇する。 いち早く状況を察知したニールジャーはパイロットを機外に逃がして飛行機を空港に足止めすることに成功し、恐怖に怯える乗客たちを救うべくテロリストたちに抵抗するが。

監督はラム・マドヴァニ、「ダマカ:テロ独占生中継」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/12/06/180000 を記事にしています。
ニールジャー役はソーナム・カプール、「パッドマン 5億人の女性を救った男」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15805618 では重要な役をしていました。

今作は実話がベースになっています。 モデル業をしながら客室乗務員をしているニールジャー。 この日が初の責任者になったということで、彼女は責任を感じていました。 しかしそんな彼女にとって大事な日に、大事件が起きてしまいます。 「パンアメリカン航空73便ハイジャック事件」でパンアメリカン航空の事件の一つですが、日本ではあまり知られていない、この作品中に多くの乗客を救い犠牲となったニールジャーは、国からもアメリカからも彼女に対していろんな賞を贈っているほどの功績のお話ですね。


興味深かったのは、離陸前にこういう事件が起きると、パイロットは離陸を防ぐ意味でいち早く脱出をするんですね。 乗客を守るのは客室乗務員だけなんでしょうか? 立派だったのは、乗客の安全を第一に、どんな状況でも自分の仕事を全うするという彼女の姿と、最後はヤケクソになって銃を乱射する犯人から子どもたちの盾になった彼女の行動ですね。 真似のできない勇気ある行動は、痛ましいんですが、讃えたいと思います。