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百花

2022年作品、川村元気監督、菅田将暉 原田美枝子 長澤まさみ 北村有起哉 岡山天音 河合優長塚圭史 板谷由夏 神野三鈴 永瀬正敏出演。

レコード会社に勤務する葛西泉(菅田将暉)とピアノ教室を営む泉の母・百合子(原田美枝子)は、過去のある「事件」をきっかけに、わだかまりを感じながら時を過ごしていた 。 そんな中、不可解な言動をするようになる百合子。 不審に思った泉は百合子を病院に連れていき、そこで認知症だと診断される。 その日から、泉は<記憶を失っていく母>と向き合うことになる。

百合子の記憶がこぼれ落ちていくスピードは日に日に加速し、大好きだったピアノでさえも、うまく弾けなくなり、泉の妻・香織(長澤まさみ)の名前も分からなくなっていった。 それでも今までの親子としての時間を取り戻すかのように、泉は献身的に支えていく。

ある日、百合子の部屋で一冊のノートを見つけてしまう。 それは、泉が知らなかった母の「秘密」、そして泉にとって忘れたくても忘れることのできない、ある「事件」の真相が綴られた日記だった。 心の奥底にしまい込んでいた記憶を、徐々に蘇らせていく泉。 一方、百合子は失われてゆく記憶の中で、「半分の花火が見たい…」と何度もつぶやくようになる。 「半分の花火」とはなにか?なぜ百合子はそこまで「半分の花火」にこだわるのか。 その言葉の「謎」が解けたとき、泉は母の本当の愛を知ることになる。


監督は川村元気、原作者でもあり、監督デビューですね。
菅田将暉は、「CUBE 一度入ったら、最後」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/11/03/060000 に出演でした。
原田美枝子は、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15820878 に出演でした。

今作は、認知症という強烈な問題を扱っていますね。 中高年を越えると、誰しもこの症状が心配になりますが、考え方を変えれば、癌よりも辛い病気かもしれませんね。 残された遺族に、精神的にも、金銭的にも大いな負担を与える病気というか、まさに現代病であり、高齢化社会とともに、大きな問題になっている作品化ですね。
本当に見ていて、胸が苦しくなる作品でした。