1987年作品、石井てるよし監督、伊藤真美 和田香織 大田裕子 蛭子能収 真夏ゆかり出演。
アイドルを目指すミーコ、カオリ、マリの3人はタレントスクールの校長から指令を受ける。 それは夜明けまでに代官山の「X地点」に辿り付くことであった。 合格すればアイドルデビューということで、3人は早速「X地点」を目指して夜の代官山へと繰り出す。
しかし、道中にはゾンビの集団、フレディとジェイソン、子泣き爺、そして槍で突いてくる赤ん坊などの強敵が待ち受けていた。 カオリ、マリは無惨にも殺されてしまい、残ったミーコはちんどん屋から入手したウインチェスターライフルをゾンビを狩っていく。
しかし、ライフルの弾が切れ、追い詰められたミーコは泣く泣くタレントスクールへと逃げ帰るが、そこに校長が現れ、出発地点であるこのタレントスクールこそが「X地点」であることを告げた。 更に校長の口から語られる衝撃の真実。 それは、このタレントスクール自体が巨大な生命体であり、タレントの卵を食料としているというものであった。 彼女たちは文字通りタレントスクールの食い物にされていたのだ。
監督は石井てるよし、「邪願霊」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/05/02/180000 を撮っていますね。伝説の怪談作品です。
まあ、邪願霊を後年撮りますが、それに比べて、確かにまだまだ感があり、コメディと、ちょっと版権に抵触しそうな、他作品のキャラが登場。 そういう意味ではウケを狙った感が強い作品でした。
そんなに長くない作品だから耐えられますが、ただアイドル業界、それも地下アイドルの悲哀のようなものが描かれているのが、ちょっと先を読んだお話かもしれませんね。