anttiorbの映画、映像の世界

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恐怖城

1932年作品、ヴィクター・ホルペリン監督、ベラ・ルゴシ マッジ・ベラミー ジョセフ・カウソーン ロバート・フレイザー出演。

いつも恐ろしい伝説と奇怪な迷信に包まれている西インド・ハイチの島に起こった。 この島にゾンビと呼ぶ1人の殺人鬼が住んでいると言い伝えられている。 彼は夜中、墓地を襲い死骸を盗み出し、魂なき肉骸を妖術によって思う侭に繰り、ありとあらゆる悪事を犯していると言うのである。
原住民たちはゾンビの名を聞くことさえ恐れ戦いた。 ニューヨークの娘マデリーン(マッジ・ベラミー)は許婚ニール(ジョン・ハロン)の勤めの関係でこの土地へやってきた。 船中で知り合ったボーマン(ロバート・フレイザー)の親切な言葉にすすめられて彼の邸宅に滞在し、そこでニールとの結婚式を挙げようと暗い夜道に馬車を走らせるのであった。
暗い暗い闇の彼方に6人の死人を伴ったゾンビの恐ろしい眼が光っていた。 ボーマンの親切には深い企みがあった。 彼は一目見たマデリーンに横恋慕しニールの手から彼女を奪うために、世にも陰険な手段を取ったのである。 すなわちゾンビの妖術によることであった。
結婚式の夜花嫁マデリーンは奇怪にも死んだ。 愛する者に先立たれたニールは身も心もなく悲しみ酒に溺れ切った。 しかしその頃ゾンビたちはボーマンと共に墓地に姿を現しマデリーンを何処ともなく運び去った。 この島に30年間住み、原住民等の迷信を研究しているブルナー博士(ジョセフ・カーソン)はこの奇怪な事件を島民が恐れる殺人鬼の仕業とにらみ、失意の極にあるニイルを励まし、殺人鬼の住居と目される絶壁の古城に向かった・・・

これも30年代の作品となります。
監督はヴィクター・ハルペリン、ホルベリンという表記もあります。 怪奇作品を数本撮っている監督のようです。
ボーマン役はロバート・フレイザー、この作品が映画初出演かもしれません。
ヒロイン役はマッジ・ベラミー、今回はいったん殺され、そして再生させられます。

物語は結婚式を挙げようとハイチにやってきた二人が、とんでもないことに巻き込まれていくという話です。 舟で知り合ったボーマン、彼の邪な心がマデリーンに向けられてしまうんですね。 気がついたら死んでいた。 突然死に婚約者のニールは絶望のふちに。 しかし、遺体をすぐに掘り返され、そして復活させるボーマン、そして不気味なゾンビが彼を取り囲むんですね。

今作は、この6対のゾンビの正体がなんとも恐ろしいんですね。 いろんな服を来たゾンたちは、実はこの島の重要人物だった人間で、ある意味ボーマンの政敵だったようです。 殺されゾンビとして家来にしている、なんともおぞましい光景なんですね。
しかし最後は天罰が下るのはお約束ですね。

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6体のゾンビ

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彼のシモベになっている

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そしてマデリーーンは一度死んでしまうが

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掘り起こされ人形のように

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彼の野望は留まるところを知らない

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