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紅き大魚の伝説

2016年作品、梁旋 張春監督、季冠霖 蘇尚卿 許魏洲声の出演。

海の奥深くにある、神に仕える者たちが住まう世界。 そこでは、それぞれ水・火・土・金・木を司る力を持つ五つの一族が集まって暮らしており、人間界を管理していた。
チュン(季冠霖)は16歳の誕生日を迎えたその日、成人の儀式で生まれて初めて人間界へと赴く。 途中嵐に襲われた彼女は網に引っかかり、身動きが取れなくなってしまったところを一人の少年(許魏洲)に助けられるが、彼は不幸にも溺れ死んでしまう。 我が身を捨ててまで自分を助けてくれた少年の献身さに心を打たれたチュンは、助けてもらった恩を返すために、彼を生き返らせることを決意する。
チュンは人間の魂を管理するリンポー(金士傑)と取引をし、自らの寿命の半分と引き換えに一匹の小魚を譲ってもらう。 その小魚こそ、チュンを救ったあの少年の魂が姿を変えたものであった。 リンポーはチュンに、人間として生き返らせるには小魚を大魚になるまで育てる必要があると教えるが、彼女の世界では、人間の魂の化身である小魚を育てるのは自然の摂理に反する行いとして禁じられていた。 そのためチュンは誰にも知られぬよう密かに小魚を育てるが、ある日幼馴染のチウ(蘇尚卿)に小魚を育てていることがばれてしまう。

しかし事情を知った彼は秘密を守ることを彼女に約束する。 小魚はクンと名付けられ、二人は共にクンの成長を見守るようになった。 しかしクンが大魚へと育つにつれ、チュンの世界には天変地異が起き始めるようになり、やがてクンの存在はチュンの家族や他の住人たちに知れ渡ってしまう。 チュンとチウは彼らからクンを守るために人間界へ逃がそうとするが、さらなる困難が二人を待ち受けていた。

監督は共同で梁旋と張春、まだ今作のみですが、素晴らしい才能だと思います。
声のキャストたちはもちろん今作で初めてでした。

ちょっとした特殊能力を持った者たちの世界。 一定の年齢を迎えると人間界に行き、人間を観察しにいく習わしがあるようです。 しかし中にはそれきりも取らない存在もあるようで、チュンの母はすごく心配しています。 その不安は奇しくも当たってしまいますが。 よく見るといろんな作品の設定がとりいれらていますが、人間界にいくときはオレンジ色のイルカの姿だったり、逆にクンは小さい魚、まさにイルカのような姿で、そこが接点になっています。


物語としてはなかなか良くできていて、動物からここの住人に、さらに人間界に行こうという者たちもいて、なかなか凝った感じの秀作だと思います。 近年中国のアニメ作品は大変レベルが高く、積極的に見ていきたいと思います。