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ゾンビ処刑人


2009年作品、ケリー・プリオー監督、デヴィッド・アンダース、クリス・ワイルド出演。

バート(デヴィッド・アンダース)はイラクに派兵されたが、現地で複数の人間に銃撃され命を失ってしまった。 何とも不可解な死に方だった。
彼の訃報が届き、ジョーイ(クリス・ワイルド)はその日落ち込んでいた。 親友バートが無言の帰還を遂げ、その葬儀から帰宅した所だったのだ。 恋人のジャネット(ルイーズ・グリフィス)も参列をしていた。
しかし墓場に埋められたバートは、棺桶の中で目が覚めた。 自分はまだ生きている、そう思ったバートが向かった先は友の家だった。
“あいつはいい奴だった……。” そう悲しみに浸っていたジョーイのドアをノックする音が。 そこに立っていたのは、バートだった。 しかしその身体はゾンビ化していた。 誰にもこんな姿は見せられないという彼の意思を尊重し、とりえず居候させることにしたジョーイ。
しかし、すぐに問題が発生する。 ゾンビとなった彼は、人間の血液を飲まないと餓死してしまうのだ。 困った彼らは、背に腹は変えられないと、病院から輸血パックを強奪。 無事に一件落着して喜ぶ2人だったが、そこを強盗に襲われる。
ところが、バートはゾンビのため、 撃たれても死なない。 思いがけない展開によって撃退に成功。
そして2人は気付く。 ここは犯罪都市ロサンゼルス。 悪人を成敗するついでに血も貰ってしまえばいいのだと。 彼らは正義と生き血を求め、ロス中の悪を成敗する“夜回りゾンビ” として活躍を始める。 程なく彼らは怖いもの知らずの正義のヒーローとして一躍、時の人となる。
これに嫉妬したジョーイは、自分もゾンビになりたいとバートに懇願する。 そうこうしているうちにバートの婚約者、そして政府機関もその存在に気づきはじめる…

ゾンビ映画のホラーコメディ、原題は “THE REVENANT” という事なんで、あの大作と一緒ですね(^^) 検索するとそっちが当たり前のようにヒットしてしまいますが。
監督はケリー・プリオー、監督作品はこの1作のみで特殊効果で他作品参加をしているようです。
主演はデヴィッド・アンダース、アメリカの人気ドラマの出演が多いですが、映画での目立った役はあまりない、初めて見ました。 そしてクリス・ワイルド、ルイーズ・グリフィスも初めてかも。
どうしてイラクで殺されてゾンビになってしまったのか? このあたりが殺され方にあるようで、そこがあまりはっきりわからない感じなんですが。 そしてゾンビ特有の人肉を食らうのではなく、血を求めるんですね。 どうやら吸血鬼=ヴァンパイアとの中間種のようなんです。
撃たれても死なない。 それを良いことに、悪事を働こうとするやつらを殺して血を吸い、重しをつけて川に投げ捨てて死体を処分するんですね。 魚の餌にして生き返らないようにするという事ですが、中には同じ種になって戻ってくる悪人も登場します。
殺して血を吸ってしまうとゾンビ・ヴァンパイアになってしまう。 それを防止するのは首を切っておくことなんですが、なってしまうとたちが悪い。 首を切ってもまだ動いているんですから(^^)
コメディなんですが、死にきれない存在になると本当に不幸なんだなあと感じる哀愁もある作品でした。

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蘇ったバート、縫われた口をまずは切る

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しかし食べ物は受け付けない

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そして血を求めに悪人退治に

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有名になっていく

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ジャネットにも知れてしまう

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