anttiorbの映画、映像の世界

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ブラック・サバス/恐怖!三つの顔

1963年作品、マリオ・バーヴァ監督、ボリス・カーロフ マーク・ダモン スージー・アンダーソン ミケーレ・マルシェーレ出演。

「電話」
ロージー(ミシェル・メルシェ)は帰ってくる早々無言電話に悩まされていたのだが、とうとう男の声で「お前は美しい。殺す」的な電話が架かって来た。 男はロージーの事を見張っているようで、なぜか服装や動きなども言い当てた。 そしてロージーは鍵穴を塞いでカーテンを開けまくるが、脅されまくる。
やがて玄関の隙間から新聞記事が差し込まれたが、それは元彼のフランク(ミロ・ケサーダ)が脱獄したという記事だった。 再び電話が鳴り、「俺が誰だか分かっただろう」と男は告げる。

「吸血ブルダラック」
馬で移動中だったウラジミール(マーク・ダモン)は道中で首を切断され、背中に短剣を深々と刺された死体を発見し、馬と共に回収した。 その先に立ち寄った家で道中で拾った短剣と同じものを発見した。
その家の住人は何かを恐れていたが、ウラジミールが運んできた遺体はアリベクと呼ばれる盗賊のもので、一族の男は遺体の胸にナイフを突き刺して「やつはブルダラクだから止めを刺さないと」と告げていた。 そして彼等は父親がブルダラクになって戻ってくるのを恐れていた。

「水滴の音」
ヘレン(ジャクリーヌ・ピエルー)は家で寛いでいたが、夜だというのに呼び出されてしまい、どこかへ向かう。 看護師である彼女が訪問したのは先ほど亡くなった裕福な夫人の家で家政婦は夫人のエンバーミングを依頼した。
屋敷には異常に猫が居り、家政婦によれば夫人は降霊術の最中に亡くなったのということだった。 ヘレンはカッと目を見開いて死亡している夫人の目を閉じつつ、指に嵌めていた高価そうな指輪を盗んでしまう。 なぜか閉じた夫人の目がまた見開いていたので恐怖を感じるヘレンだったが、さっさと服を着せて靴も履かせ、家政婦と引き揚げた。

今作はオムニバス作品ですね。
テーマはやはり恐怖ですが、それぞれ心理的な面を重視している作品でしたね。 一話目は心理的に追い詰めていくお話でしたが、今なら、何度もかかってくるスマホということかもしれないし、画像が送られてきそうですね。
好みが分かれる3作品ですが、私は最後の水滴の音が、なかなか怖かったですね。


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