2020年作品、セバスティアン・シンデル監督、セシリア・ロス ミゲル・アンヘル・ソラ ベンハミン・アマデオ ソフィア・ガラ・カスティリオーネ出演。
アリシア(セシリア・ロス)は、一人息子のダニエル(ベンハミン・アマデオ)が接近禁止命令の出されていた元妻をレイプした容疑で逮捕されたことを知る。 裁判では、ダニエルは元妻マルセラ(ソフィア・ガラ・カスティリオーネ)のでっち上げだと供述するが、裁判官たちの目は冷ややかなものだった。
ダニエルを溺愛するアリシアは、息子を助けるため奔走するが、前科のあるダニエルが釈放される可能性は極めて低い。 そこでアリシアは、家を売り払った金で息子を助け出す決意をする。
そんな中、アリシアの家で家政婦として居住を共にしていたグラディス(Yanina Ávila)がバスルームで出産、生まれたばかりの赤ん坊を窒息死させる事件が発生してしまう。
野生で育ったグラディスとその一人息子サンティ(Santiago Ávila)を可愛がっていたアリシアは、裏切られた気持ちでいっぱいだった。 グラディスの裁判が始まり証人として出廷するアリシアだが、判決が下された直後信じられない事実を知ってしまう。
これは辛いお話でしたね。
監督はセバスティアン・シンデル、作品は初めて見ます。
主演はセシリア・ロス、出演作の記事は無いようです。
ミゲル・アンエル・ソラも出演作を見ていませんし、ベンハミン・アマデオも未見の役者さんでした。
物語は、離婚をし、でも元妻につきまとっている息子をもった母親のお話です。 裁判で、元妻のでっち上げの証言だと、アリシアは信じています。 孫は元妻のところにいて、会えなくなっている老夫婦。 アリシアはなんとか息子の無実を晴らすために奔走します。 しかし家には家政婦の子供の面倒を見ているという、ちょっと変わった生活をしていました。
そしてその家政婦がまた妊娠をして、その息子をバスルームで出産し、その直後に殺してしまう事件が起きます。 しかし家政婦のグラディスはある事実を隠していました。
今作は、子供のことを信じたい母親の気持ちが痛々しいんですよね。 教育が悪かったのか? 息子は親の気持ちを全く理解せず、どうしようもない人間に育っていました。それに気がついた時のアリシアのある意味潔さ、その点はちょっと悲しみの中、彼女にできる罪滅ぼしなのかもしれません。
息子は捕まっている
裁判で傍聴する両親
そして元妻の証言
彼女は元妻が嘘を言っていると思っていた
しかし、本当にそうなのか?
そして衝撃に事実が判明する