2018年作品、ガイ・ナティブ監督、ジョナサン・タッカー ジャクソン・ロバート・スコット ダニエル・マクドナルド ロニー・チャビス出演。
とある一家が友人らと共に湖を訪れる。 一同は皆入れ墨をしており、それにより彼らがネオナチであることがわかる。 ジェフリー(ジョナサン・タッカー)は息子のトロイ(ジャクソン・ロバート・スコット)が射撃でターゲットに命中できるかどうかで賭けをする。 トロイはターゲットを撃ち、ジェフリーは賭けに勝つ。
トロイの一家はスーパーに向かう。サッカー台でトロイは玩具を持っているアフリカ系の男性のジェイディー(アシュリー・トーマス)と目が合い、2人は微笑み合う。 だがそれに気付いたジェフリーは息子が因縁をつけられていると言いがかりをつけ、人種差別的な暴言を浴びせる。 ジェイディーは問題があるのはジェフリーであると反論した後に立ち去る。 ジェフリーは仲間たちとともに、駐車場でジェイディーに暴行を行った。 車に乗っていたジェイディーの妻は警察に通報する。 トロイはその一部始終を店から目にする。
後日、遊びから帰るジェフリーとトロイは道中を塞ぐバンと遭遇する。 ジェフリーがバンに近づくと彼は黒人グループにより拉致される。 ジェフリーはどこかのガレージに監禁され、数日以上にわたり入れ墨を施される。
監督はガイ・ナティブ、これは長編作品があり、そちらも彼が撮っています。
ジェフリー役はジョナサン・タッカー、「チャーリーズ・エンジェル」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/03/05/060000 に出演していました。
ジェイディー役はアシュリー・トーマス、どうやら記事はない様です。
今作は長編のある人物の自伝的な作品の前振りのような、またこういう世界があるという導く様な作品ですね。 最初の設定は長編と似ていますが、物語としてはこの短編の方が衝撃的で破滅的ですね。
しかしネオナチ、KKKという差別主義者は、アメリカにやはり根強くいるんですね。 こういう現実を見ると、まだ日本はそこまで根が深くないと思ってしまいますが、あらゆる差別がなくなる世の中は来ないのではないか? そう感じてしまいます。 世の中の戦争、紛争は、根本的にはこういう思想がベースになっている気もします。