2020年作品、アリス・グー監督、テッド・ノイ出演。
内戦を理由に、難民として妻子とともにアメリカに渡ったテッド・ノイ。 ある日、甘い香りに誘われドーナツ店に入り、一口でドーナツの虜になったテッドは自分の店を構えることに。 家族総出で働くうちに、妻クリスティの親しみやすい接客が評判になり店は大繁盛する。 多くのカンボジア難民を雇い援助しながら系列店を拡大し、“ドーナツ王”と呼ばれるほどの成功を手にしたテッドだが、小さな出来事から彼の人生は思わぬ方向へ向かう。
アメリカ人ってどこまでドーナツが好きなんでしょう?
監督はアリス・グー、初監督作品の様ですね。
カンボジア内戦で、多くの難民が出てしまいましたが、その中でテッド・ノイはクメール・ルージュから逃れアメリカに亡命をします。 そこで一緒に渡った家族と共に、まずは働き始めます。 その時、アメリカ人がドーナツ好きなことに気が付きます。 まずはドーナツ作りを学ぼうと、チェーン店に就職します。 そこで必死に働き独立します。 彼の成功の一歩でした。
そして多くの同胞を安い賃金で共に働き、どんどん西海岸に店舗を増やしていきました。
日本では、ミスド、ダンキンが両巨頭のドーナツショップですが、町には個人店だったり小規模の店があるのが日本ですね。 でも、アメリカのドーナツ好きは、日本の比ではありませんね。 まず彼らは車に乗ってドーナツを買いそれが朝食の様になっている様です。 日本ではせいぜいおやつで、なかなか主食にはなり得ません。
しかし1番のチェーンはダンキンのようで、最初は西海岸を席巻していました。 しかしテッドの侵攻で、カンボジア系のファミリー経営の店がどんどん西海岸を侵食していきます。 それは多くの難民でした。 時代もアメリカが難民をどんどん受け入れていた様ですね。
終了後、トーク会がありましたが、面白かったのは、あの砂糖の使い方ですね。 これでもかというほど甘くするアメリカのドーナツ、日本人だったら半分で辟易するほど(^^)